内容紹介
老舗デパート「菊本屋」のニューヨーク店に勤務する柘植波奈子は、仕事で訪れた倉敷で陶芸作家の栄森徹司と出会う。じつはふたりは高校の同級生で四半世紀ぶりの再会だったが、波奈子にはその記憶が全くなかった。しかし、徹司の作品、それを生み出す指、そして海のような徹司自身の大きさに、波奈子は惹かれていく。夫がいる身の波奈子はその気持ちに抗おうとするが、ふと徹司に伝えてしまう―「一年後のきょう、また会いたい」と。人はそれを不倫と呼ぶ。でもそれは、清らかな初恋かもしれない…。ニューヨークと倉敷、距離を隔てた大人の恋は、年に一度の、せつない逢瀬だけでつづけられる―。恋愛小説の旗手が描く、幸せな不倫のかたち。
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あり!:214(4)
- 薔薇の海におぼれる、織姫と彦星
- まーちさん
- アメリカのデパートに勤めるアラフォーの女性が、仕事で倉敷に行き、そこで「薔薇の緋襷(ひだすき)」という備前焼に心を奪われてしまいます。その作品の作者は、高校の同級生でした。二人はお互いに惹かれあい、一年後の同じ10月5日に再会することを約束して別れます。そして、まるで織姫と彦星のような、一年に一度の逢瀬が続いていきます。しかし、お互いに配偶者がいるのです。何年か後、ついに男性が女性にプロポーズしま ... »続きをみる
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