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書誌データ

小説・エッセイ
ポプラ社
2012年 06月 発売
315P
9784591129661

内容紹介

本を「作る人」になってみて、わかったこと、思ったこと。あちこちに熱い思いが迸る、小説が届くまでの物語。

一冊の本につまった、あふれる想い

5

舞台は夜間中学。通学している生徒のひとり、ベトナム人の少女は日中、近隣の自動車部品工場に勤めている。小さなその工場は、彼女の足元を見てしばしば給料を踏み倒す。主人公である中年教師は義憤にかられ工場に乗り込むのだが、現れた工場長はかつての教え子だった。親の顔が見たいと思ったら、それは自分自身だったという落ちが付く。教え子のまき散らす聞くに堪えない暴言はすべて我が身に返ってくる・・・

編集者の工藤は、ある作家の受賞記念パーティーで、酔いつぶれた作家と偶然出会う。その作家は、一応、自分の担当なのだが、すでに「過去の人」だった。彼を自宅まで送っていき、部屋に入ってみると、こたつの上に原稿が置かれていた。深く考えずに読んでみたら、まさかの傑作だった。「シロツメクサの頃」」という題名の、レポの冒頭で書いたこの作品を、なんとかして出版したい。しかし、それは、予想外の困難を極めた。

まず、編集長に読んでもらえない。そして、営業も相手にしてくれない。さらに、後輩からも、厳しい言葉を投げつけられる。やはり、「過去の人」の作品は、簡単には本にしてもらえないのだ。

さらに、作品の中で使われている「詩」も、問題になった。それは、作家の娘が昔書いた詩だというのだ。そうなると、娘の許可をもらわなければならない。しかし、作家と娘は、ギクシャクした関係だった。

ひとつひとつ問題を解決していき、やっと出版にこぎつける。今まで、挫折知らずで生きてきた工藤は、さまざまなことを知り、さまざまな人と出会い、編集者としても人間としても、ひとまわりもふたまわりも成長する。

大物作家のエッセイ、雑誌の記事など、さまざまなことがいい影響を及ぼし、本は、じわじわ売れるようになる。

「からからに乾いた地面、くったりしおれたシロツメクサに、細かい銀の雨が降り注ぐ。自分はそんな雨になりたい」
作品の中で使われた、作家の娘の詩だ。彼が出版した本は、読んだ人たちの心に、「銀の雨」を降り注いだのだ。

この作品は、出版社と書店の裏側を垣間見ることができる。書店に行った時に、棚を見る目が変わりそうだ。そして、普段何気なく読んでいる本が、こんなに沢山の人たちの想いが詰まったものだと思うと、大切に読まなくてはいけないなぁと思った。

工藤には、彼が出版した本を、どうしても読んでほしい人がいた。果たして、その人の目に留まるのか?ラストはとても素敵だ。
+5あり! +3あり! +1あり!
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このブクレポへコメント

Free Styleさんがこのブクレポにコメントしました

Free Style
Free Styleさん2012-06-25 16:12:57

詩がすてきですね。

まーち
まーちさん2012-06-25 16:31:28

そうなんですよ。レポでは説明できなかったのですが、この詩は、作家の娘が、ある人に読んでほしくて書いた詩なんです。

Free Style
Free Styleさん2012-06-27 12:12:52

レポからもまーちさんのあふれる想いがつたわります
ますます読みたくなりました。

まーち
まーちさん2012-06-27 12:28:18

そう言っていただけると、うれしいです。

もと。
もと。さん2014-04-09 05:42:38

詩が気になりすぎるので、これと諸々のために今日書店巡ってきます

まーち
まーちさん2014-04-09 08:16:17

そんなに気にしていただけるなんて、ほんとにうれしいです。

高橋です!さんがこのブクレポにコメントしました

高橋です!
高橋です!さん2013-04-14 06:35:49

殿堂入りおめでとうございます。私も今度読んでみたいと思いました。

まーち
まーちさん2013-04-14 07:47:18

ありがとうございます。作品の力と、あのような拙いレポにあり!してくださる、みなさんの優しさのおかげです。心から感謝です。

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