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書誌データ

小説・エッセイ
幻冬舎
2012年 02月 発売
554P
9784344021273

内容紹介

私立医学部の雄・創陵大学皮膚科の准教授・菅井憲弘のもとに送られてきた患者の病変は、これまで見たことのないものだった。表面には赤黒いシイタケ状の肉腫。エイズ患者が発症する皮膚がんの一種「カポジ肉腫」と似ていたが、ウイルスがまったく別ものだった。やがて腫瘍が骨を溶かし、数日で全身に転移、意識障害を起こして死に至った。エイズの、がんの特効薬がまったく効かない。さらに数カ月のうちに日本列島で患者が同時多発。が、国も医療界もまったく手だてがなく、日本人を恐怖のどん底に陥れた―。その名は、「新型カポジ肉腫」。

第五番目の疫病

3

ある日突然、日本に新種の疫病が出現した。その病状から『新型カポジ肉腫』と名付けられた。物語は病気を発見し、その治癒方法を研究する医師をとウイーン滞在の医師たちを中心に展開する。

プロローグに書かれた疫病4つ、
「マールブルク熱」(エボラ熱)「エイズ」「狂牛病」「SARS」。
どれもこれも世界を震え上がらせた恐るべき疫病で、
この「新型カポジ肉腫」が五番目というわけだ。
プロローグにも「これだけ医学が進歩し、衛生状況も改善されているのに、新しい疫病が出現するのはなぜか」と書かれているが、これがとても重要なことだった。この作品を読むと、誰かが意図的に疫病を作りだし、WHOの存在感を高めているのかと思わずにいられない。

無残な死に方をする恐ろしい疫病の描写と、自分勝手な医師の心の葛藤など、作者独特の表現で書かれている。
医師として様々な患者を看てきた作者だからこそ、冷静に描ける描写だと思う。
疫病については面白く読めたが、ウイーンの方も舞台にしているのに、コチラの方の話がさっぱりピンとこない。そこまで広げなくても、日本とWHOがらみだけの話で十分ではないかと言う気がした。

「第五番」という単語には、ベートーヴェンの「交響曲第五番」もあり、
これは日本では「運命」と呼ばれているものだ。
疫病になったとき、自分はどうするべきか。
むやみと医者に頼るのは、あまり利口な方法とはいえないようだ。
これも運命と開き直り、
自然にまかせてゆったりと構える方がいいのだろうか。
作者のフィクションの疫病だろうが、起こりうる可能性もあり、
医療と自分の「その時」について考えさせられた。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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男女共通
引用文
「「WHO」の略称には、ある皮肉が込められている。WHOをコントロールするのは、WHO?(だれか)、という・・・。」  (10P)
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ランピアンさんがこのブクレポにコメントしました

ランピアン
ランピアンさん2012-07-29 18:09:49

たしかに「誰かが意図的に疫病を作りだし、WHOの存在感を高めているのか」と思っちゃいますね。CDCとかWHOとか、そういう意味ではあんまり有名になってほしくない組織ですもんね。

アーミー
アーミーさん2012-07-29 19:54:49

>>ランピアン さま
そう考えると怖いですよね。これじゃ、何のための世界組織かわからなくなりますよ。

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