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怒涛の痛快美食エッセイ、下町へ。ステーキを「ごくご... » « 外山先生の題名だけで読みたいと思わせる一冊です。
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書誌データ

小説・エッセイ
講談社
2012年 05月 発売
219P
9784062176613

内容紹介

終わらない謎解き、溶け合う会話、密室の、探偵と助手と依頼人。たくみな仕掛けと愉悦に満ちた、著者最新小説。

これほどレポを書くのが難しい作品も少ないのでは……

4

面白いのですが、何が面白いかと問われると、言葉が出てこない、そんな堀江さんの新作。

題名がまず???

最後のほうで会話の中にでてくるオブジェにつけられた名前らしいのですが。

探偵らしき職業の枕木という中年の男の事務所に雨の日に訪れた熊埜御堂氏。今は離れて暮らしているらしい妻と娘の件で訪れたらしいのですが、二人の会話があちこちに脱線して、本当に意図がわからないままに、外の雨を眺めながらゆるーく会話は続いていきます。

そこへ帰ってきた郷子さん。最初は年齢も?で妻ではと思いながら読むのですが、やがて事務として雇われた枕木さんに比べたら若い女性らしいとわかります。

三人の間でまた延々と会話が続き、枕木さんは叔母に依頼された畑の管理とその収穫であったり、ネスカフェの粉のコーヒーとクリープ、そして赤いスプーン印の角砂糖の三位一体の飲み物の味が語られ、雨は強くなり、そのせいで郷子さんは浮浪者の伊丹さんのことが心配になり、枕木さんは知り合いのタクシーの運転手、枝盛氏に電話をかけて捜索を依頼します。

雨がひどくなり、熊埜御堂氏はお腹をこわし、富山の売薬、懐かしの赤玉を郷子さんから分けてもらい、枕木さんは昔の依頼話を控えめに話だし、雷の光が部屋をてらして……

わかりますか?

すべてがそんな風なのです。

堀江さんの別の作品「河岸忘日抄』とも密接につながっていそうな作品です。

会話も「」を使わず、改行を避けてぎっしりと詰め込まれた文体は、正直に言ってあまり読み進めやすいスタイルではありません。

216ページという厚みにしては、かなりの時間と集中力を要しました。

でも言葉にしにくいのですが、緊密で小説でしか作れない「世界」を感じることができたのも事実です。

芥川賞の選考委員もされている堀江さん。今の日本の文学の一角の担う一人だと思います。

良かったらそれなりの気持ちをもって読んでみてください。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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