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書誌データ

新書・文庫
光文社
2013年 10月 発売
204P
9784334037697

内容紹介

本書では、日本社会にはびこる「迷惑行為」について、さまざまな視点から考えてみた。迷惑という言葉で連想される、その典型的なものは、駐車違反や、電車やバスの中で座席を占領したり、ゴミをポイ捨てするといったたぐいの行為であろう。しかし、何が迷惑なのか、何が正しいのかなどというのは、実は微妙なバランスで成り立っており、ちょっと視点をずらせば、良いとか正しいという基準は、かんたんに変わってしまうのである。しかし私たちは、「そんなの迷惑に決まっている」とか「あの人は迷惑な人だ」という場合、それ以上そのことについて深く考えたりしない。迷惑についての自分の認識を、本当に正しいのかなどと疑ったりはしないのである。

目次

プロローグ そもそも迷惑行為とは?/第1章 なぜ、夜の幹線道路は誰も制限速度を守らないのか?―「記述的規範」と「習慣」の影響力/第2章 電車内では携帯電話の電源を切るべきか?―迷惑行為と、場所・時代との関係/第3章 なぜツイッター騒動は繰り返されるのか?―ルールと迷惑の微妙な関係/第4章 どうすれば列の横入りをやめさせられるのか?―迷惑行為の抑止策/第5章 ベビーカー問題はどうしたら解決できるのか?―クリティカル・シンキングで考える「落としどころ」

いやーん、やめてっ!

4

電車の中の風景。座席に股を広げて座り、3人席を二人で占めるおっさん、着物を着た女性の隣でファンデーションを塗り始める若い女性。

道行けば、子どもが一列に並んで歩いている歩道を、4,5人で広がって遮って歩くエリートサラリーマン。回収日の違うゴミ出し。交差点の間近の駐車違反。急いで通る道をふさぐ禁止区域への駐輪のバリケード。

少し目をやれば、そこかしこで迷惑行為は目に付く。

法を犯してはいないけれど(いるものもあるけれど)、でも何となく嫌だ、から、はっきり迷惑している、まで、いろいろある。


しかし、このところ「迷惑行為」といって真っ先に浮かぶのは、巷を騒がせているツイッター騒動ではないだろうか。

実は、この本の帯には、その迷惑行為の写真が掲載されている。

「いくら何でも、アルバイト店員がアホなことをしたくらいで閉店なんて、過剰じゃないかな」などと感じていた矢先である。

客足が鈍ったから、というのには同情するが、「人道的に許されないので閉店」などと言われると、チェーン店はともかく、個人経営店などは、たまったものではない。一部のバカはいる。しかし、いくら何でも、といいたくもなる。

それと同時に、なぜ若者がこのような行為を恥ずかしげも無く公表するのか。

ツイッターなどが、世間に開かれたツールということを理解し切れていないとか、元々こういう行為はされていて、それを知らしめるツールが存在したことによって明るみに出ただけ、などという論は聞いていたが、迷惑行為を学問的に追究している人なら、どのように論ずるのか興味があった。


本書では、


プロローグ そもそも迷惑行為とは?

第1章 なぜ、夜の幹線道路は誰も制限速度を守らないのか?

―「記述的規範」と「習慣」の影響力

第2章 電車内では携帯電話の電源を切るべきか?

―迷惑行為と、場所・時代との関係

第3章 なぜツイッター騒動は繰り返されるのか?

―ルールと迷惑の微妙な関係

第4章 どうすれば列の横入りをやめさせられるのか?

―迷惑行為の抑止策

第5章 ベビーカー問題はどうしたら解決できるのか?

―クリティカル・シンキングで考える「落としどころ」


を扱っている。

どうしてこのようなことをするのか。

個人の心理なのか、社会的メカニズムなのか興味の湧くところだが、実際に困っている人にとっては、どうしたらその迷惑行為を止めさせられるかが重要だろう。

その効果的な方法を「お礼型」→「トイレをきれいに使ってくれてありがとうございます」というヤツ、「恥ずかしいレッテル」→「中二病」「珍走団(暴走族を改名して)」、そして、それを誰もしていないという事実の積み重ね、の3つに大きく分けている。ゴミ一つ無いところにはゴミを捨てづらい。少年の蛮勇も、「中二病」というイタい青春の黒歴史になる。これらを時と場合によって使い分けたり組み合わせたりする。


読んでいて気づかされたのだが、多くの人は、迷惑行為をしていない、もしくはしていても軽微だ。

というのは、人とうまくやっていく方が、人にとっては利があり楽なのであると同時に、マジョリティではなく、マイノリティーこそが迷惑の発信者として指摘されやすい、という側面があるからだろう(但し、交通量の少ない通りの歩行者信号無視は、これが逆転する、などの現象もある。ちなみにわたしは必ず守りますよ)。

生き難さを押しても尚マイノリティーの道を行くものはすなわち、その行為の振れ幅が大きく、逸脱度も高くなりやすい。それが厚顔無恥な迷惑行為者として、故意犯として現れやすいのだ。

そして、新しい規範が誕生しようとすれば、伴ってマイノリティーは誕生するからいつまでたってもなくならない。マイノリティーはマイノリティーで、仲間を意識するから、それが集団化していくこともあるのだろう。


それにしても、ツイッター騒動の不道徳行為写真を見るにつけ、自分で自分の罪のありかを白状するという、公開自白もいいところの犯罪兼自白騒動、若者の考える力のなさも、これにきわまれり、か……。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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このブクレポへコメント

高橋です!さんがこのブクレポにコメントしました

高橋です!
高橋です!さん2013-11-01 22:25:25

いたずらとか、けんかとかちょっと昔なら子供のころに十分にやって卒業していることなのに、現在は、少子化などもあってかわいがられすぎて、親からの干渉を受けすぎて、子供のころ、いたずらもけんかも悪いこととして禁じられた反動が親の即僕を離れた大人になって爆発し、やってしまうので大変なことになってしまう。
という側面があるのかなと最近の非常識人の話題に触れるたびに思います。

3ki
3kiさん2013-11-02 20:21:17

「転び方を知らない」子どもたち、といいますが、これは、何も運動能力に限ったことではなく、「行為」全般に及んでいるようですね。
相応にいろいろやって、叱られてすむ範囲で経験すべきことを欠いてしまっているようです。

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