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書誌データ

小説・エッセイ
集英社
2014年 02月 発売
281P
9784087715538

内容紹介

“嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。患者の甘えを一切許さない天才的外科医(「至高の名医」)。頭蓋骨の形で、人の美醜を判断する男(「愛ドクロ」)。ストレスを全て抱え込む、循環器内科医(「名医の微笑」)。相手の嘘やごまかしを見抜く内科医(「嘘はキライ」)。本当のことなんて、言えるわけない。真の病名、患者への不満、手術の失敗。現役医師による、可笑しくて怖いミステリー。

おすすめポイント

天才的心臓外科医の隠された顔、最高の治療の為には誰にも妥協を許さない名医、患者の嘘を見抜いてしまう医者・・・・・・。現役の医師が皮肉を交えて医療に携わる人間を描く、ミステリー短編集。

医者と患者の心の中にある、ブラックな部分を描いた短編集

4

この作品は、医者と患者の心の中にある、ブラックな部分を描いた、6編の話を収録した短編集である。


『寝たきりの殺意』  “嫁”の介護に不満を持つ老人。彼は、“嫁”が、自分を認知症患者に仕立て上げて、老人介護施設に入れようと企んでいると思いこむ。そんな所に入れられるくらいなら、死んだ方がましだと思った彼は、“嫁”を殺して、自分も死んでやると決意するのだが・・・

── この話、意外な結末で、びっくりである。


『シリコン』  胸が小さいのが、長年のコンプレックスである女性。いろいろな方法を試したが効果がなく、ついに、豊胸手術を受ける決意をする。手術は成功したかと思われたが、3年後くらいから、しこりやでこぼこができ始める。手術でシリコンを除去してもらおうとしたが、難しいと、どこでも断られる。とこらが、すがる思いで飛び込んだ大学病院で、思いがけなく手術してもらえることになる。しかも、執刀してくれるのは、超エリートのイケメン准教授。しかし、手術は意外な結果となり・・・

── 作品の中の「胸情報」に対する不快感を、いくつかのレポで書いてきたが、心無い言葉が、これほど人を苦しめているのだということが伝わってくる話である。ただし、結末はかなり怖い。


『至高の名医』  患者に対してだけでなく、己に対しても厳しい名医。彼の患者が死亡するのだが、何気なく調べた彼の検査データから、自分の見落としを発見してしまう。その後も、次々と彼を苦しめる事態が続き・・・


『愛ドクロ』  人間の頭蓋骨マニアという男性。完璧な形の頭蓋骨の持ち主である女性を妻にしたが、それでも我慢できず、とうとう、土葬された墓を掘り返すという行動にまで出てしまうのだが・・・

── そんなもののマニアまでいるのかという、かなり不気味な話。


『名医の微笑』  患者のみならず、誰に対しても、常に微笑みを浮かべ、優しく接する医師。しかし彼は、極度の緊張を強いられる治療や、患者や家族に対するストレスを、超異常なSMプレイの店で発散していて・・・

── さすがに、この話はちょっとキツイ。


『嘘はキライ』  人の嘘を見抜くことができるという医師。彼は、その能力を見込まれ、「白い巨塔」のような、教授選挙のドロドロに巻き込まれてしまい・・・


著者は医師でもあるので、専門用語も交えながら描かれていく。こういう内容だと思わずに読み始めたので、かなり衝撃的な作品だった。なんだか、医者に対する見方が変わってしまいそうで怖い。



+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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