ブクレポ
ブクレポってどんなサイト?
login_header
新規登録(無料)
login_header
ようこそゲストさん 
  • ログイン
  • ブクレポとは?
  • ヘルプ
  • ホーム
  • 本をさがす
  • ブクレポをさがす
  • ユーザをさがす
こたろうさん 
60 あり!
あり!
このブクレポを評価しよう!あり!とは?
+5あり! +5あり!を取り消す +5あり! +3あり! +3あり!を取り消す +3あり! +1あり! +1あり!を取り消す +1あり!
このブクレポにあり!した人
生態系の連鎖の頂点に立つ動物のいない日本の解決策と... » « 作者としては珍しい感応的な恋愛小説。
book_report_header

書誌データ

小説・エッセイ
新潮社
2012年 11月 発売
141P
9784105900984

内容紹介

1950年秋。サルデーニャ島から初めて本土に渡った祖母は、「石の痛み」にみちびかれて「帰還兵」と出会い、恋に落ちる。いっぽう、互いにベッドの反対側で決して触れずに眠りながらも、夫である祖父には売春宿のサービスを執り行う。狂気ともみまごう人生の奇異。孫娘に祖母が語った禁断の愛の物語。遺された手帖と一通の手紙が、語られなかった真実をあきらかにする。ストイックさとエロティックさが入り混じった不可解な愛のゆくえと、ひとにとっての「書く」という行為の気高さをゆったりとした語り口で描きだす奥行きの深い物語。

狂気じみた愛、または愛に含まれている狂気を正面から取り上げた作品でした。

4

うすい一冊。静かな品のある文章、語り口、装丁……

なのですが物語は狂ったような「愛」への乾き、渇望を祖母というしとやかな妻と行きずりの出会いに燃えた激しさとの二面性を生きた女性を通じて、くり返し問いかけるように描いた、激しい物語でした。


内容紹介にあるように、愛の無い結婚をし、売春宿に通う夫を説得し、商売女と同じことをベッドでしてみせる祖母。

結石の痛みを治療師に訪れた温泉地でであった義足の帰還兵との幻のような「愛」をそのまま胎内に閉じ込めるようにして生きた、狂気の「愛」の求道者。


そしてもう一人の祖母の対照的な生き方。

語り部である孫の私の視線がさまようように「愛」についての不思議なヴェールを剥がして、その内面の狂気じみた激しさを書きとめていった断章がちりばめられた印象的な物語でした。


エロティックで密やかで、深い欲望と願いや救いをちりばめた密度の高い作品です。

ただ、女性の内面に深く入り込んだ、奇妙な渇望は個人的にはやや理解しにくいものがありました。

激しくて静かです。


+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
book_report_footer

ブクレポの輪

ブクレポの輪とは?

このブクレポへコメント

 この書籍のブクレポ

ブクレポはまだありません。

この書籍のブクレポを書いてみましょう!

  ミレーナアグスの書籍のブクレポ

ブクレポはまだありません。

ミレーナアグスの書籍一覧へ