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書誌データ

小説・エッセイ
集英社
2015年 01月 発売
267P
9784087715910

内容紹介

女の人生50年。少女時代の思い出から踏みしめてきた女の踊り場、抱腹絶倒の人生の極意まで―。本と人生を読みほどき、語り尽くした、滋味あふれる対話集。

目次

第1章 少女時代の本棚―&“私たちをつくっている、ささやかな記憶の欠片”/第2章 少女から大人になる―&“忘れられないあの味、この味”/第3章 家を出る―&“わたしの中の海。産むこと、母になること”/第4章 人生のあめ玉―&“日々の習慣がくれる偉大な力”/第5章 旅立ち、そして祝福―&“女友達、男友達の条件”

ふたりの洋子さんが本について語り合います。

4

第1章 少女時代の本棚

第2章 少女から大人になる

第3章 家を出る

第4章 人生のあめ玉

第5章 旅立ち、そして祝福

 


それぞれきまったテーマに対し、お気に入りの本を持ち寄って語り合った和やかな対談集です。

平松さんも小川さんも同じ洋子さんで、岡山県出身。

それぞれに個性的で素敵な仕事をされてきた、私の好きな作家さんです。


平松さんはなんといっても「野蛮な読書」が印象的でした。そして細やかな視線でつづられた台所、食器、食べ物に関するエッセイの数々。

小川さんは「博士の愛した数式」をはじめとした緻密で静かで品のある文章でつづられた、奇妙な物語をたくさん書かれています。


お二人の対談がどんなふうになるかと、読む前想像していたのですが、お二人とも女性で母親で主婦なんですね。

そのあたりが素ででていて面白かったです。

いくら小川洋子さんが傑作の長編小説を書いていても、その都度の食事を用意して、子供の世話をして(もう子育ては終わられたかもしれませんが、これまではという意味で)家庭菜園の世話もして、摘み取った野菜で調理もして、毎日のチラシをチェックして買い物にも出て、というごく普通の生活があって、あの小説群が産まれてくるわけです。

改めて不思議な感じがしました。

男性作家さんの場合、そんなことはないでしょうから。ホテルに缶詰めになって執筆だけを考える時間空間を用意してもらえる場合もあるでしょうし。


平松さんも同じように庶民的というか、料理に堪能な分、小川さんに料理方法を教える場面もあって、ほほえましい対談になっています。


そしてそれぞれ持ち寄った本が、洋子さんらしいというか、これまでの著作でうかがっていた好み通りの本が選択されていてうなずける内容です。

お二人との女性ですから一章から参照までは特に女性目線で語られた内容となっています。


持ち寄った本のなかで気になったのが(知らなかったという意味でも)増井和子さんの「パリから」という一冊。

そしてアントニオ・タブッキの「インド夜想曲」でした。


最後に収められている、<巻末付録>人生問答とだいした対談も滋味深い内容です。きっと出版社が質問を出していてお二人が答えているのでしょうが、たとえば

「自分が三人いたら、それぞれ何をしますか?」などという質問もあれば

「豚小間が一パック。何をつくりますか?」という質問も出てきます。

小川さんは豚汁と答え、「豚汁は万能です」という発言も出てきます。


一冊ではなく、続けて行ってほしい企画でした。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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