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書誌データ

小説・エッセイ
小学館
2015年 03月 発売
459P
9784093864084

内容紹介

最高学府で連続殺人!謎を解くのは天才哲学者「ウンベルト・エーコ」ならぬ天才政治学者「ウノベ・エーコ」。他を圧する「知の巨人」が開示していく事件の真相は、まさに予測不能。ラストは鳥肌モノ!!

明治の近代国家が絡んでくる、最高学府で発生した連続殺人事件!

4

この作品、ただのミステリではなかった。明治時代後期の錚々たる方々が登場し、とてつもなく大きな話になっていく。

熊本の第五高等学校の学生・阿蘇藤太(本名ではない)は、夏休みを利用して、東京帝大の宇野辺叡古教授を訪ねてくる。
ところが、教授に指定された場所に行き、教授と思しき男性に声をかけると、なんと、その男性は、死んでいたのである。藤太が叡古教授と間違えたのは、同じ帝大の教授である高梨力衛だった。叡古教授が、藤太への手紙で、日時と場所を指定していたこと、高梨が生前、「叡古に殺される」と言っていたことなどから、叡古教授は、何者かが、自分を犯人に仕立てようとしていることに気付き、藤太に、調査を依頼する。

叡古教授に、行くよう指示されたのは、東京下谷竹町。いわゆる貧民街である。どうやら高梨は、そこをぶらぶらするのが趣味だったらしい。

ひと騒動あったのち、叡古教授は、犯人が誰であるかを明らかにする。なんと犯人は、下谷竹町で吹き矢を商売にしている老婆・おはつと、香具師である、彼女の息子だったのである。

その後、帝大の元教授・鳥居久章、学習院教授(東京帝大首席卒)・中倉金吾と、立て続けに殺害される。彼らは、『七博士』と呼ばれていたうちの3人だった(実際の『七博士』とは、微妙に名前を変えてあるようだ)。しかし、彼らを殺したのは全て、なぜか、おはつの息子たちなのである。貧民街の住人が、なぜ、最高学府の博士たちを殺すことになったのか?そこには、とんでもない黒幕の存在があったのである。

貧民街の話や、大分県に伝わる伝説など、たいして重要ではなさそうな話が、のちに、非常に重要な意味をもってくる。

叡古教授の、熊本時代からの旧友が、国民新聞主宰の徳富蘇峰だったり、彼の部下の記者が松崎天民だったり、帝大の講師である夏目金之助(漱石)が、第二の殺人の容疑者になったりと、すごい方々が、続々と登場する。

事件は、日露戦争が絡んできて、桂太郎首相・西園寺公望、原敬などの大物まで登場してくる。3人の教授の殺人事件に隠された、悲しい秘密、そして、事件の真相とは・・・?

この作品、阿蘇藤太の回想ということになっている。「阿蘇藤太」というのは、叡古教授につけられたものなのだが、終盤で、彼の本名が明らかになる。実は、かなりの大物で・・・

日比谷焼打事件など、実際にあったことを絡めながら展開していくこの作品。フィクションとノンフィクションが融合したような、不思議な印象の作品であり、読んでいくうちに、いつのまにか引き込まれてしまう作品だった。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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このブクレポへコメント

トマスさんがこのブクレポにコメントしました

トマス
トマスさん2015-04-10 14:22:53

ほう、九州モノなんですね。阿蘇=小宮豊高とか?!もしくは、社会主義運動のあの方?!

まーち
まーちさん2015-04-10 15:49:04

残念ながら、はずれです。ヒントは、大分県出身の外交官・政治家です。

トマス
トマスさん2015-04-16 11:27:31

福沢諭吉ですか?

まーち
まーちさん2015-04-16 18:32:04

そこまで有名じゃないかも。「大分県 外交官 政治家」で検索すると出てくると思います。

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