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最後の1ページで“リバース”! » « 死体が教えてくれる、隠された真実
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書誌データ

小説・エッセイ
宝島社
2015年 02月 発売
393P
9784800237293

内容紹介

人気絶頂のミュージシャン・梨乃は目を覚ますと、誰にも自分と認識されなくなっていた。さらに自身の自殺報道を目にした梨乃は自らの死の真相、そして蘇った理由を探りはじめるが...。2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。

私は何者?

4

人気絶頂のミュージシャン・上条梨乃は、目覚めると、渋谷のゴミ捨て場にいた。こんな姿を見つかったら一大事だと慌てた彼女だったが、なぜか、誰も彼女が、上条梨乃であるということに気付くことはなかった。さらに彼女は、とんでもないものを目にする。電光掲示板には、彼女の自殺報道が流れていたのだ。昨夜からの記憶がなくなっている彼女は混乱する。そんな彼女に、一人の男子学生が声をかけてくる。彼女のことを認識してくれた唯一の人物は、佐伯優斗という大学生だった。


理由はわからないのだが、梨乃が自殺をしたことは事実だし、生きていることも事実なのである。姿かたちは全く同じなのに、上条梨乃だと認識されないもどかしさに、梨乃は苦しむ。自分の親にさえ気づいてもらえないというのは、あまりにも悲しすぎる。

優斗の好意と機転で、彼の姉の部屋に居候させてもらうことになった梨乃は、こんなことになった手がかりをつかもうと、彼女が自殺したという、自宅マンションに向かう。そこで彼女は、ひとりの少年と出会う。“いっくん”と呼ばれているその少年、実は、梨乃の自殺の間接的な巻き添えで、車に轢かれて亡くなっていたのだ。彼も、梨乃同様、誰からも認識されない存在になっていた。そんな彼が、梨乃のことを認識してくれた、二人目の人物となったのである。


いっくんは、優斗の部屋で暮らし始め、3人の、不思議な交流が始まる。梨乃は、お金が必要ということもあり、名前を変えて、彼女が所属していた芸能事務所でバイトを始める。さらに、優斗が所属するサークルで、バンド活動にも参加し始める。


この作品、死んだはずの人間が、なぜ存在するのかという謎だけが知りたい人が読んだら、がっかりするかもしれない。各章の冒頭で、『手記』として書かれている内容が、最初は、何のことなのかわからないのだが、作品の中盤で、梨乃といっくんが、“存在を認識してもらえない人間”になった理由へとつながっていく。しかし、その理由は、きっちり解明されることはない。(二人の死の真相は、明らかになる)


カルト教団や、人骨送付事件など、一見、梨乃たちのこととは関係なさそうな話が、見事につながってくる。そして終盤で、なぜ、優斗が梨乃を認識できたのかが明らかになる。そこには、優斗の、複雑な家族問題や、ピアノに打ち込んでいた過去が絡んでいたのである。


好みが分かれる作品かもしれない。個人的には、存在が認識されないという設定が斬新で、非常に面白かった。戸籍とか学校とか、現実的なことを考えてしまうと、いろいろ問題がありそうだし、話がうまくいきすぎな感じの部分もあるが、終わり方がとても素敵な作品だった。


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