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書誌データ

小説・エッセイ
KADOKAWA
2015年 09月 発売
326P
9784041032688

内容紹介

「さきどまり」という不吉な名を持つ交番に勤める権田は、秋葉原をこよなく愛するオタク。コンビを組む向谷はコミュニケーション能力の高さがこうじて、足だけの幽霊を連れてきて...!?ネオンまたたく電気街の裏路地に隠された5つの人情ミステリ。

彼女はなぜ、足だけの幽霊になってしまったのか?!

4

向谷弦(むこうやゆづる)は、超イケメン警察官なのだが、一般常識に欠ける、ちょっと残念な青年である。そんな彼は、女性に関してのみ、記憶力は抜群で、困っていると、放っておけない性格なのだが、それが行き過ぎて、女性問題で、しばしば処分を受けているらしい。ところが、彼には、霊が視えるという特殊能力があるらしく、足だけの幽霊と出会ってしまったのである。

幽霊といえば、足がないというのが定説だが、その幽霊は、足しかないのだ。そのため、向谷は、「足子さん」と呼ぶことにした。彼女は、「渡井季穂」という名前だと必死に訴えたようだが、向谷には届かなかったようである。

謹慎中の向谷が転がり込んだのは、秋葉原にある、先留(さきどまり)交番の、権田という、美少女オタクの先輩警察官のところである。交番といっても、厳密に言えば、駐在所で、権田はそこに住んでいる。その権田という警察官、見た目は“メガネトド”なのだが、勘が鋭く、頭の回転が速い。それもそのはず、彼は東大卒なのである。しかし、キャリア警察官ではないのだ。というのは、彼は、どうしても秋葉原の交番で働きたかったので、国家公務員試験を受けなかったのである。彼は、幽霊が視えるわけではないのだが、向谷の話を聞いて、季穂が、コミュニケーションをとろうとしていることに気付くのだった。

この作品は、季穂が、なぜ、足だけの幽霊になってしまったのかという謎を解きつつ、いくつかの事件を絡めながら描かれていく。

『オタクの仁義』 は、権田のオタク仲間である槇村という青年が、美少女フィギュアを“誘拐”されたという話。ネットオークションで手に入れたフィギュアの受け渡し直後に、何者かに襲われ、フィギュアを奪われたというのだ。──親子の愛が切ない話。
この話の最後で、権田は、ある理由から、季穂が誰なのかということに気付いたようである。残念な男だと思った向谷が、剣道・柔道・合気道・空手、合わせて16段というのはびっくりだった。

『メイドたちのララバイ』 は、仕事帰りのメイドたちが、抱きつき魔に襲われるという事件の話。彼女たちを守るため、有志が、自警団を作って、秋葉の夜回りを始めたのだが・・・
この話の中で、季穂は、「ピンク・キャンディ・カフェ」というメイドカフェの、人気ナンバーワンのメイドだったということが明らかになる。

『ラッキーゴースト』 は、権田たちの顔見知りの老女の孫が行方不明になったという話。写真を見た季穂は、老女の孫が、父親と一緒にいたのを目撃していたことに気付く。そのことを、権田が作りだしたある方法で伝えた季穂。ところが、それを聞いた老女は、孫の父親は、ふた月前に亡くなったと言うのだった。
季穂が見たのは、父親の幽霊だったのである。権田の先輩が発明した、「幽霊交信機」によって、言葉を伝えられるようになった季穂。そして、幽霊となった父親が、息子に伝えたかったこととは?これもまた、親子の気持ちが切ない話。

『金曜日のグリービー』 では、ついに、季穂を襲った犯人が明らかになる。犯人はなぜ、季穂を襲ったのか?

『泣けない白雪姫』 では、季穂の死体が発見されなかった理由と、彼女が足だけの幽霊になってしまった理由が明らかになる。

季穂の家族は、父親の、精神的なDVに苦しめられ、まず、母親が家を出て、兄も、大学進学のため家を出て、季穂も、高校卒業後、家を出たのである。そんな家庭の事情も、季穂が、足だけの幽霊になってしまったことと関係してくる。

幽霊が出てくる話というと、ユーモアミステリーかと思ってしまうが、まぁ、そういう要素も確かにあるが、人(幽霊も)が、心の中に抱えている、さまざまなものを描いた、切ない話でもあった。権田と向谷が、実にいいコンビで、「幽霊は見た」的な部分もある、面白切ない作品だった。

ちなみに、季穂は、美人で足が長く、モデルのような女性で、店では、“ツンキャラ”のメイドとして、人気を博していたのだが、20歳という年齢設定には合わないが、菜々緒さんのイメージしか浮かばなかった。


+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
メモ
DVDやCDを買わせるために、応募券や握手券などを付けることを、「円盤商法」というらしい。
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