ブクレポ
ブクレポってどんなサイト?
login_header
新規登録(無料)
login_header
ようこそゲストさん 
  • ログイン
  • ブクレポとは?
  • ヘルプ
  • ホーム
  • 本をさがす
  • ブクレポをさがす
  • ユーザをさがす
まーちさん 
55 あり!
あり!
このブクレポを評価しよう!あり!とは?
+5あり! +5あり!を取り消す +5あり! +3あり! +3あり!を取り消す +3あり! +1あり! +1あり!を取り消す +1あり!
このブクレポにあり!した人
仲良し家族の物語かと思ったら、ラストで超ビックリ!... » « 一年間、勉強させてもらいました。 <おまけレポ>
book_report_header

書誌データ

小説・エッセイ
双葉社
2015年 11月 発売
493P
9784575239270

内容紹介

愛猫を亡くし、喪失感にうちひしがれていた立花明海は、西船橋の古書店で普段は読まない自己啓発系の本を買う。すると、中に元の持ち主の名刺が栞代わりに挟んであり、明海が最も心を動かされたフレーズにはすでに傍線が引かれていた。気になった明海は意を決して名刺の「大滝あかね」に連絡をとる。会うと、あかねは明るい年上の女性で、日常の物事を幸福感たっぷりに捉えている“幸せの天才”だった。明海には、今まさに恋愛関係に発展しそうな会社の同僚・松原弥生がいたが、あかねの存在が徐々に大きくなっていく。だが...あかねには恋人がいた。彼は病に伏し、余命宣告を受けているという―。

切なく素敵な、恋物語

4

愛猫が突然死んでしまい、喪失感にうちひしがれる立花明海(あけみ)・25歳。そんな彼は、たまに立ち寄る古書店で、「死を輝かせる生き方」という本に、視線が釘付けになってしまった。
その本を読んでいると、栞代わりにはさんだと思われる名刺を見つけたのだ。しかも、そのページには、

《自分の人生を愛せないと嘆くなら、愛せるように自分が生きるしかない。他に何ができる》

という一文に、赤線が引かれていたのである。その後、明海は、衝動的に、名刺に書かれたメールアドレスに、メールを送ってしまったのだ。そしてなんと、その相手である、大滝あかねから返事が届き、二人は会うことになったのである。彼女は、明海が買った本は、間違って売ってしまったものだと言い、買い戻したいと言うのだ。

明海は、あかねの、「ペコちゃん」のような微笑みに惹かれ、何度か会ううちに、彼女に恋をしていることに気付くのだった。
その一方で、明海は、会社の先輩である松原弥生が、自分に気があることを、うすうす感じていたのである。あかねの存在がなかったら、そのまま恋に発展したのかもしれない。しかし、明海の気持ちは、どんどんあかねに傾いていくのだった。

そんな明海は、同期の小山田から、弥生が不倫をしているのでは?という話を聞かされ、動揺する。さらに、あかねからは、彼女には、裕二という、余命わずかの恋人がいることを聞かされ、裕二に対し、複雑な気持ちを抱くようになる。そして、明海とあかねが出会うきっかけとなった本は、余命宣告を受けた裕二からのプレゼントだったということも聞かされるのだ。のちにわかるのだが、その本には、ある秘密が隠されていて、その秘密が、明海を苦しめることになるのだった。

明海は、子どもの頃の出来事が原因で、二つのトラウマを抱えていた。そんな彼にとって、「幸せの天才」のように思えるあかねは、とても眩しく感じられたのである。しかし、彼女の「幸せ」には、秘密があったのだ。彼女は、1年くらい前から、「きらきら眼鏡」をかけることにしたと言うのだ。それは、視界に入ったものすべてを、きらきら輝いたものにしてくれる眼鏡だという。もちろん、実際にそんなものがあるわけではなく、それを常にかけたつもりで生きようと決めたと言うのだった。

明海、あかね、弥生、そして裕二、4人の男女のそれぞれの想いが、本当に切なく、でも、とても素敵なのだ。

この作品の中で、「癒し屋キリコの約束(http://bookrepo.com/book/show/2871614)」の舞台となる、「昭和堂」という喫茶店で本を読んだり、「大事なことほど小声でささやく(http://bookrepo.com/book/show/2731545)」の舞台である、「スナックひばり」のゴンママの話題が登場したり、「虹の岬の喫茶店(http://bookrepo.com/book/show/2512002)」に行ったりと、森沢作品のファンにとっては、大サービスである。

“人ってさ、誰かを愛したいんじゃなくて、やっぱり愛し合いたいんだよ”

結末も、本当に素敵である。ネガティブな私も、「きらきら眼鏡」をかけたら、素敵な世界が見えるだろうか。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
この書籍の他のブクレポ
book_report_footer

ブクレポの輪

ブクレポの輪とは?

このブクレポへコメント

 この書籍のブクレポ

切ないけれどポジティブなラブストーリー
アーミーさん
4
あり!:45     コメント:0