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書誌データ

教育・資格検定
朝日新聞出版
2015年 09月 発売
225P
9784022513052

内容紹介

荻原浩「サークルゲーム」―中学二年生を担任する矢村琥代。彼女のクラスではいじめが起きているようなのだが...。小田雅久仁「明滅」―祖父の死をきつかけに地元に帰った私は、同級生と蛍を見に行ったあの日を思い出す。越谷オサム「20センチ先には」―クラスメイトからいじめられている僕の前に、現れた「悪魔」が見せる光景とは。辻村深月「早穂とゆかり」―小学校の同級生だった二人。早穂は、塾経営者として成功したゆかりを取材することになり...。中島さなえ「メントール」―由美子と志乃は歌劇団のトップ女優を目指す親友同士だったのだが、やがて...。学校で、職場で、ネット空間で...いじめと関わったことがない人、いますか?いま、この世の中に蔓延する空気を切り取った5つの短編小説。

苦しくて…やりきれない

5

いじめの問題だから当たり前なのだろうが、本当に読んでいて苦しくて、この気持をどうしたらいいのか…ともやもやしてしまう物語ばかりだった。
あらすじはは本の内容紹介を参照してもらえば。
自分の作者の好みもあるのだろうが、荻原浩氏と辻村深月氏の短編が素晴らしかった。

荻原浩氏の「サークルゲーム」はネットに振り回される中学生の話。
いじめをしていた者がある日突然いじられる側に回る、このやりきれなさ。
実際我家の子供もこういう状況にいたことがあったので胸がえぐられるようだった。
(余談だが我家の子供はこの短編の主人公のようにKY気味だったので巻き込まれなかったことが親として救いだったのだが…)
あぁ、効果的な解決法もなく救いもないこの状況。

小田雅久仁氏の「明滅」は同級生へのいじめの回想。
これはここまで悲しい結末になっていなくても、結構思い当たるフシのある方も多いのではないだろうか。どうしてあの時こういう行動を取れなかったのか。これに対する答えはないと思うが。過去のこととして忘れられないものがある。

越谷オサム氏の「20センチ先には」はいじめられている僕の前に現れる自分の作った悪魔キャラから見せられる光景。このキャラがちょっとデス・ノートに出てくるリュークイメージ。飛び降りてしまう僕が見た未来の光景は、たぶん、こうあって欲しいという僕のイメージなのだろう。でも現実にはもうあと20センチ先には地面が迫っているのだ。どうしてこれを飛び降りる前に考えられない?考えられないのだろう、現在進行形でいじめにあっている時には。

辻村氏の「早穂とゆかり」は昔の「いじめ」を正当化?してしまい、上から目線で当人に対峙してしまう恐ろしさ。これもありそうな気がする。本人には確実に「いじめ」という認識がないがなんとなくハブっている気持ちもある。そうしている言い訳。さらにその相手が大人になって自分より上の立場であるとなった時の気持ち。なんとも言えないザラザラした気分が残るのだが、さすが辻村氏と思える短編だった。

中島さなえ「メントール」はまるでガラスの仮面のよう。
本当に「いじめ」られているのは誰?ライバル関係と「いじめ状態」は違う?

内容紹介にある”いま、この世の中に蔓延する空気を切り取った5つの短編小説”であった。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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