ブクレポ
ブクレポってどんなサイト?
login_header
新規登録(無料)
login_header
ようこそゲストさん 
  • ログイン
  • ブクレポとは?
  • ヘルプ
  • ホーム
  • 本をさがす
  • ブクレポをさがす
  • ユーザをさがす
まーちさん 
50 あり!
あり!
このブクレポを評価しよう!あり!とは?
+5あり! +5あり!を取り消す +5あり! +3あり! +3あり!を取り消す +3あり! +1あり! +1あり!を取り消す +1あり!
このブクレポにあり!した人
神様の子どもの暇つぶし。 » « 尻すぼみでがっかり
book_report_header

書誌データ

小説・エッセイ
集英社
2016年 03月 発売
234P
9784087716535

内容紹介

伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも「あの時」に戻ることができたら...。母と娘、夫と妻、父と息子。近くて遠く、永遠のようで儚い家族の日々を描く物語六編。誰の人生にも必ず訪れる、喪失の痛みとその先に灯る小さな光が胸に染みる家族小説集。

おすすめポイント

第155回直木賞受賞作!

小さな光が見つかるような家族小説

4

この作品は、さまざまな家族を描いた、6編の短編が収録されている。個人的には、表題作である、「海の見える理髪店」が一番よかった。

『海の見える理髪店』  海辺の小さな町にある、年老いた店主が、一人で営んでいる理髪店。予約制のその店を訪れた、一人の青年。彼の髪を切り、マッサージをし、顔のエステまで入念に仕事をする店主。そして彼は、自分のこれまでの歩みを、青年に語って聞かせるのだった。普段は、それほど饒舌ではないという店主が、なぜ、話し続けたのか?それがわかった時、切なさで一杯になってしまった。
この店の「売り」は、鏡いっぱいに広がる「海」である。しかし、なぜ、店主が、鏡の向きに拘ったのかというのには、悲しい理由があったのである。
来週、結婚式を挙げるという青年は、なぜ、苦労してこの店を探しあてたのか?
「あの、お顔を見せていただけませんか、もう一度だけ。いえ、前髪の整え具合が気になりますもので。」という、店主の最後の言葉が切ない。

このほか、
『いつか来た道』 は、自分の価値観や意識を押し付ける母親が嫌で、16年前に家を出た娘が、弟からの電話がきっかけで、母親を訪ねる話。そこで彼女は、母親の予想外の状態を目にすることになり・・・

『遠くから来た手紙』 は、仕事ばかりの夫と、口うるさい姑に嫌気がさし、実家に帰った女性の話。そんな彼女の携帯に、奇妙なメールが届くようになり・・・
ちょっとファンタジーっぽい話。

『空は今日もスカイ』 は、両親が離婚し、母親の実家に居候させてもらっている8歳の茜の話。彼女は、肩身の狭い生活が嫌になり、家出をしたのだが、神社で、一人の男の子と出会い・・・
最後は、少し残念な結末かも。

『時のない時計』 は、父親の形見の腕時計を、母親から渡された男性の話。その時計は針が動いておらず、修理に出そうと、昔ながらの時計屋を訪れる。その店には、さまざまな「時を止めた」時計があり・・・
最後は、ちょっとほほえましい話。

『成人式』 は、娘を事故で喪った両親が、娘の替え玉となって、成人式に出席しようとする話。
さすがに無理があるだろうという発想だが、娘の死に、心の区切りをつけるための、荒療治といった感じが。

どの話の登場人物も、何かしら「失ったもの」がある。それを乗り越え、その先に、小さな光が見つかるような、内容紹介にも書かれている通り、胸に染みる作品だった。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
タグ
この書籍の他のブクレポ
book_report_footer

ブクレポの輪

ブクレポの輪とは?

このブクレポへコメント

 まーちさんのブクレポ

尻すぼみでがっかり
バビロンの秘文字 3
2
あり!:43     コメント:0
万城目ワールド、弾けすぎ?
バベル九朔
3
あり!:48     コメント:0
悩み多き青春!
アンと青春
4
あり!:48     コメント:0
和菓子って、いいな。
和菓子のアン
4
あり!:45     コメント:0

 この書籍のブクレポ

萩原さんの家族愛がつまった短編集
アーミーさん
4
あり!:50     コメント:0
やっぱり家族。。。
hi2515さん
3
あり!:41     コメント:0

  荻原浩の書籍のブクレポ

大満足のアンソロジー
マウンドの神様
4
あり!:45     コメント:0
“仮免中”とは、絶妙なタイトル!
恋愛仮免中
4
あり!:30     コメント:0