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八咫烏シリーズ第5弾!山神の謎に迫る! » « ゲレンデで待っているのは神様か悪魔か
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書誌データ

小説・エッセイ
集英社
2016年 02月 発売
650P
9784087716467

内容紹介

震災のため原発4基がすべて爆発した!警戒区域で発見された一人の少女「バラカ」。ありえたかもしれない日本で、世界で蠢く男と女、その愛と憎悪。想像を遙かに超えるスケールで描かれるノンストップ・ダーク・ロマン!

謎に包まれた少女の生きる力が凄い

4

本書、出だしの章は衝撃的だった。

震災のため原発4基がすべて爆発した警戒区域で
ペットの餌やりのボランティアをしていたグループが
2歳ぐらいの一人の少女を見つけた。
親や家族らしき人物はなく、話もできない少女が言ったのは、
「バラカ」という言葉だけ。
ボランティアグループの豊田吾朗は、
その少女を「薔薇香」と名付けて育てることにした。

いったい薔薇香はなぜこんなところにいたのだろう。
彼女の両親はどうしたのだろうか。
謎はだんだんと明かされていくことになる。

大学の同級生、木下沙羅と田島優子は親友同士。
沙羅の彼氏・川島は優子にもちょっかいを出したこともあるという
ちょっと複雑な関係だった。
何年かして川島と沙羅は分かれたはずだったが、
子供が欲しくなった沙羅は
ドバイで養子にする子供を探しに行くことにした。
養子といえば聞こえはいいが、
本当は赤ちゃん市場で奴隷のように売られている子供を買ってくるのだ。
そして巡り合った一人の女の子、かわいくて一目ぼれした沙羅は
その子を買ってします。その子は1歳半で名前は「バラカ」。
その後、川島とよりを戻し、
仙台へ引越して幸せになるはずだった沙羅に
東日本大震災の悲劇が襲い掛かる。

一方、ドバイで暮らすパウロという男性の妻と娘が行方不明になっていた。
妻の方は変死体で見つかったが、娘の方は以前見つかっていない。
パウロは必死に捜索しているうちに、
赤ちゃん市場で売られたのでは、という情報をつかんだ。
詳細は分からないが、「バラカ」という名前をつけられて、
日本人の女性が連れて行ったことだけがわかった。
パウロは行方不明のわが子を探すため、単身日本へ向かった。

そして8年。
10歳になった「薔薇香」をめぐって
再び、彼女を取り巻く人々の関係が乱れ始めた。
彼女をめぐる人の流れは渦をまき、
ストーリーはますます複雑化していった。

無力な少女が立ち向かう運命は、あまりに残酷で非情だった。
ドバイの人身売買、東日本大震災の原発漏れ事故など
不幸な出来事が「バラカ」の運命を変えていったのだから。

650ページという分厚い本だが、
ストーリー展開もスピーディーで面白く、飽きることなく読めた。
後半、駆け足気味で「薔薇香」の冒険が終わるのが惜しい!
バラカの実父・パウロに至っては、
バラカとの面会が叶っていないのに、それでいいのか、と
少々腹立たしくもなった。
だが、薔薇香の人生は彼女のもの。
10歳で自分の人生を切り開いた強い彼女だから、
実父も養父も必要ないのだろう。
屈強に負けない女性の意志の強さが光る、長い長い物語だった。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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