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書誌データ

小説・エッセイ
文藝春秋
2016年 08月 発売
325P
9784163905020

内容紹介

幕末の京都で出会った「世話のやける弟」のような男・坂本龍馬と結婚したおりょう。夫を呼び捨てにし、酒を浴びるほど飲み、勝海舟にも食ってかかる「妻らしからぬ」振る舞いに、龍馬の周囲からは離縁を迫られる始末だった。しかし寺田屋事件で龍馬の命を救ったおりょうの名はとどろき、二人は仲むつまじく薩摩から長崎へ。その旅は、ハネムーンなのか、戦場への門出なのか。いつのまにか英雄になってしまった夫に、自分は何をしてやれるだろう。どんな世話がやけるだろう―龍馬に惚れながらも自立した魂が輝く「門井版おりょう」の物語。最旬エンタテインメント歴史長編!

脇役だった「おりょう」を主役にした物語

3

京都伏見の寺田屋で新選組に襲われた龍馬をお風呂場から飛び出して、救ったおりょうの行動が有名ですが、その後、船で薩摩に渡り、温泉旅行をしたことで「日本で初めての新婚良港をした夫婦」としても名を残しています。


しかしそれ以外は史実と言っても、坂本龍馬が残した書簡におりょうについて触れられた部分(結構出てくるようですが)しか残っていなかったと思います。

それらの資料を活用して門井さんは新しいおりょうの姿を、そしておりょうから見た新しい龍馬像を描きたかったのではないかなと、想像しました。


成功している部分もあり、それほどうまくいかなかった部分もありという感想です。

物語の前半部分、おりょうから頼りなく見える龍馬を、それまで入れあげていた勤王の志士が殺され、その魅力に気づいて距離が詰まっていくあたり、龍馬が龍馬らしくなっていく、成長期の部分は、たとえば司馬遼太郎の「龍馬がゆく」とくらべて、理想化されていない新しい像が描かれているように思います。(司馬龍馬は魅力的ですが、理想化され過ぎているので)


おりょうさん、口が災いを呼ぶ方だったようで、いろいろと失敗もやらかしていますが(そのおかげで龍馬の周辺の志士から離縁を迫られたりするのですが)気のつよい、その性格が龍馬にはよかったのでは、ある意味後押しをしてくれる結果になったのではないかと、そんなことを考えてみたりもしました。


読みやすい文章で、やや軽い印象も受けますが、よく出来た一冊だと思います。


ちょうど、今年は坂本龍馬没後150年にあたり、私は京都国立博物館で開かれた「龍馬没後150年展」を見てきたので、二人の行動を書き記した龍馬の書簡を思い出し(新婚旅行を知らせる手紙は絵入りで記されていました)その直線的でかなり崩した個性的な字面を思い浮かべていました。


龍馬は若くして殺されますが、確かに時代を動かす力になった人だと、展覧会の資料を見て感じました。その龍馬を支え動かした女性に敬服の意を表します。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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3
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