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書誌データ

小説・エッセイ
幻冬舎
2016年 09月 発売
507P
9784344030039

内容紹介

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

文章で音楽を聴く

5

世界的ピアノコンクールとなりつつある芳ヶ江国際ピアノコンクールにエントリーした4人を軸に物語は進んでいく。

風間塵は天才ピアニスト。
世界的なピアニストである、ユウジ・フォン・ホフマンに彼のたたぐいまれなる才能を見出され、彼の推薦状と共に世にエントリーする。ホフマンに「狭いところに閉じこめられている音楽を広いところへ連れ出してくれ。」と頼まれるが、果たして解放できるのか?
ホフマンの推薦状にあった「彼はギフト」の言葉。
彼はすべての音楽家のギフトになるのか?

栄伝亜夜は天才ピアノ少女として華々しいコンサート歴を持っているが、あるきっかけでピアノから遠ざかってしまう。音大進学を強く勧められ、その便宜を図ってくれた浜崎学長に義理立てしコンクールにエントリーしたのだが、彼女は復活できるのか?

マサル・カルロス・レヴィ・アナトールは日系三世の母を持つ。彼は数ヶ月日本で暮らしたことがあり、実はその間に亜夜と運命的な出会いを果たしていた。
その後フランス・アメリカでピアノを学んだが、自分と亜夜、幼い二人を音楽の世界に導いてくれた綿貫先生と亜夜と再び邂逅することを夢見ている。このコンクールの審査員でもあるナサニエル・シルヴァーバーグに師事していて、彼の秘蔵っ子としてコンクールにエントリーしたマサルは、優勝できるのか?

そして、高島明石は年齢制限ギリギリの28歳でエントリーしたサラリーマン。
所帯を持って「生活者の音楽」を目指しコンクールに出ることを決意した。
音大まで進んだが音楽業界とその周辺の一部の人が持つ歪んだ選民思想に違和感を覚え、普通のところにいる演奏者でありたいと思っている。が、”本当は退路を絶って音楽に向き合うことが怖くて、ただ脱落したに過ぎないのでは”という気持ちと葛藤している。
果たして彼は「生活者の音楽」を奏でることができるのか?

遠雷は自然界にあるすべての音が驟雨のように降り注ぐ様であり、明るい野山を群れ飛ぶ蜜蜂は、世界を祝福する音符だそうだ。音楽は自然の中にある、ということか。

物語の中でマサルがいうように「普通の人が好む音楽と演奏家が表現したい音楽」はきっと違うだろう。私もこの中で知っている曲はメロディアスで有名なものだけ。
子供が音楽をしていたことで、演奏家として生きていくことの大変さも少しだけ知っている。コンクールの事情や人間関係も複雑な思いで読んだ。

それでも読んでいる間中ピアノの音が鳴り響くような感じがし、文章を読んでいるだけなのにメロディが聞こえてくるような幸せな気持ちになった。
決して扇情的に描かれた物語ではないのに、淡々と進んでいくコンクールの様子が本当のドラマチックを表していているように思えた。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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このブクレポへコメント

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題名がいまいち、伝わってこないけれど……
こたろうさん
5
あり!:38     コメント:2
ブラボー!!!
まーちさん
5
あり!:50     コメント:2
神に愛でされし
ムーミン2号さん
4
あり!:40     コメント:0