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書誌データ

新書・文庫
新潮社
1990年 発売
494P
9784102100035

雨が、降り続いている

4

 倦怠。そして意味を見いだせない日々。
 酒を飲み、仲間をからかい、女性の元に通う。

 戦争は何処か遠くで、誰かが行っているかのようだ。
 危機感を、それほど抱けないまま頁は進んでいく。

 疲れのせいか、あるいは季節のせいなのか、何だか気持ちの冴えない週末。
 ヘミングウェイの長編がふさわしいような、逆にこの本がそうさせるのか。

 恋人とのやり取りがいい。主人公の生活も花が咲いたかのようだ。
 意外にもセリフがいい。
 『老人と海』の印象とは違い、会話が多い。それがいい。
 恋人同士のさもない会話。意味がないような、それが価値あるもののような。

 しかし、幸せな日々もそうでない毎日も淡々と描かれていく。
 『老人と海』に比べると随分と長い。
 冗漫にも思えるし、そこに意味があるようにも思えてくる。

 この幸せがどこで壊れるのか。どう壊れるのか。
 いずれこのまま終わるはずがない、と緊張が高まる。
 少し読んでは、本を置く。

 気になるシーンが。
 前線に戻る列車の席を取らせていた事を批判され、何故そのまま引き下がったのか。
 運命に従う、と言う暗示か。
 撤退の長蛇の列から、意を決して脇道に逸れたのは何故か。
 運命への抗いなのか。その結果は彼にとってどうだったのか。

 結末への準備が、必然性が足りないようにも思える。
 不要な設定もあるかもしれない。
 だが、それを補って余りある二人のやり取りの美しさ。静けさ。哀しさ。

 ずっとずっと、心の中にまで、雨が降り続いているようだ。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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