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書誌データ

新書・文庫
新潮社
2010年 05月 発売
490P
9784101010106

渾身の作

4

 力が入っている。大いに入っている。
 作家と言う職業に就いて初めて著した長編だからか、技も使いすぎ、力も入りすぎに思える。比喩に比喩を重ねて、読み手を置いてけぼりにしてしまいそうだ。

 紅を弥生に包む昼酣なるに、春を抽んずる紫の濃き一点を、天地の眠れるなかに、鮮やかに滴たらしたるが如き女である。

 これは登場人物の一人の初登場の描写だが、うっかり読み流すと人物のデッサンとも気づかず通りすぎてしまいそうだ。
 また、このあと度々この女性を「紫」と言う比喩を使って表現するが、その説明もないので読者の理解に頼るばかりだ。章ごとに繰り返されるこのような力のこもった数十行を乗り越えないと先には進めない。

 漱石の作品を続けて読んできて、少しは慣れてきたつもりだったが、この作品は少しは勝手が違う。
 これまでの、距離を置いた超然と人生を眺めている感じはない。6人の若い男女をして、人生に対する様々な働きかけを描いている。我と無我。義と不義。素直と打算。
 生き生きと、何やら外国文学の香りもする展開で、半ばからはこちらの気持ちもぐっと入り込んでいく。

 ご都合主義だとか、正論過ぎるとか、もしかするとそんな批判もあるかもしれないが、期待以上に読み応えがある一冊だった。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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