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小川国夫さんの奥様が没後書かれたエッセイです。 » « ホテルが主役のSF小説
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書誌データ

小説・エッセイ
立東舎
2016年 09月 発売
253P
9784845628384

内容紹介

あなたの知らない文学賞の世界が、ここにある。どんな賞なのか、どんな作品が獲っているのか、どれくらい面白いのか―芥川賞、直木賞からノーベル文学賞まで。8つの賞から、文学の最先端が見えてくる!作家・翻訳家・書評家による、史上初の世界の文学賞ガイド。

目次

これを獲ったら世界一?「ノーベル文学賞」/日本で一番有名な文学賞「芥川賞」/読み始めたら止まらない「直木賞」/当たり作品の宝庫「ブッカー賞」/写真のように本を読む「ゴンクール賞」/アメリカとは何かを考える「ピュリツァー賞」/チェコの地元賞から世界の賞へ「カフカ賞」/理解するということについて「エルサレム賞」

文学賞、話題になった作品もありましたが

4

世界にはたくさんの文学賞があり、その中の代表的な賞八つについて歴史や具体的に受賞作の紹介から傾向などを知ることができます。


日本からは代表的と言えるかどうか、新人賞なのに騒がれ過ぎといつも苦々しく思って騒ぎを見ている「芥川賞」とセットになっている「直木賞」の二つが取り上げられ、傾向について一般的に言われている「純文学とエンタメ」といういある意味硬直した考え方とは異なる、ヨーロッパ(アメリカを含む)志向の文学(少し気取った?)とアジアンな文学を意識して書かれたそれに分かれるのでは、と違った見方を提示しています。必ずしもそうだとは言えませんが興味深い示唆だと思います。でもなにより作家さんが選考している文学賞だというのが日本の文学賞の特徴かなと。作家ってともかく書く人であって評価ができる人とは限らないのではと常々思っているのですが……


そしてある意味小さなくくりのなかで選ばれている(島国ですから)日本を飛び出して世界の文学賞を見ていくとこれがなかなか面白い。


近年村上春樹氏の活躍で日本でも騒がれることの多い有名な「ノーベル文学賞」についてまず一章がさかれ、けして公平に選ばれる文学賞ではない事、つまり世界で一番権威のある賞だとは言い切れないことが(賞金と名声は大きいのですが)見えてきます。

かなり偏った英語圏に有利な(村上氏の名前が挙がるのも翻訳家の努力のおかげでもあります。彼の作品が翻訳されていなかったらけしてこんな騒がれ方はしなかったでしょう)文学賞であり英語圏、あるいはフランス語圏をのぞけばお寒い受賞歴しかない事が見えてきます。

ただ、章の最後に鼎談で登場された方々の今後受賞してほしい人があげられているのですが、その中で中村和恵さんという方がボブ・ディランをあげていられたのが新鮮というか慧眼というか驚きでした。


その他にはブッカー賞(カズオ・イシグロの「日の名残り」などで知られていますが)英語圏の賞です。

フランスの権威ある「ゴンクール賞」私が好きなジュリアン・グラッグが受賞を辞退した賞ですが、ゴンクール兄弟という兄弟で作家だった二人がかなり裕福な遺産を受け継いだ方たちでその遺産を賞の原資にして作られたのだそうです。

アメリカのピューリッツアー賞も紹介されていて、こちらは文学者だけでなく経済家やいろんな人たち(一冊も本を読まないような人も加わるそうです)選考をするためにどんなに優れた作品でもそれだけでは選ばれにくい、という驚きの性質があることが明かされています。

まあ、どんな文学賞でも運と偶然がかなり大きな割合を占めて結果を作っていることは事実でしょうから。


そしてカフカ賞にエルサレム賞も紹介されています。

内容紹介に「初の世界の文学賞ガイド」とありますが文中には「きっとあなたは、あの本が好き。」の続編と会って???となりました。

しかし作中に出てくる作品はかなりの数読んだことがあるもので、たまたまでしょうが私の選択もそんなに悪いものではなかったかなと、いい気にもなり、それにもまして未読の本が数多く紹介されていて気になったのでした。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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