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すばる文学賞受賞作 » « 小川国夫さんの奥様が没後書かれたエッセイです。
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書誌データ

小説・エッセイ
岩波書店
2015年 09月 発売
157P
9784000254205

続編をかかれた奥様

4

「銀色の月」で五十年にわたる小川国夫との生活をまさに赤裸々に書かれた小川恵さん。

内容紹介はブクレポには載っていませんが「前作『銀色の月』よりも大胆に、繊細に、「作家と妻」の過ごした日々が綴られる。 」と別のサイトで紹介されているのを見つけました。


「大胆に、繊細に」と言えばたしかにそうですが、それよりも働きのない、思い入ればかり強い長男で母親にかわいがられていた男、それも見かけが良くて女好きと来ている夫に従って生きた、昔の女性の半生が前作よりもより前に出てきている感じがしました。


小川国夫という方は生涯で五回書斎を持たれたそうで、庭に六畳ほどの離れを作ってもらい、そこで寝起きをして原稿を書き疲れたらそばの万年床で倒れるように眠る。気が向けばふらりと出て何日の帰ってこなくて、ある日酔いしれて正体を失くして庭に倒れている、そんな人であったようです。

そのおかげで足を骨折して入院したり武勇伝はたくさんありそうです。

が、そんな庭先で酔いつぶれている夫に手を貸して逆に引っ張られ倒れ込んで横に寝て空を見上げ美しさを感じる豪胆で繊細な女性でもあります。


「指輪の行方」とは機嫌を損ねた夫、国夫がいきなり結婚指輪を引き抜いて台所の小窓から庭に投げ捨てた出来事を描いたエッセイからとられています。

それだけならよかった(?)のですが、その後恵さんは当時飼っていたボクサー犬と散歩に行き、前を通り過ぎた猫に興奮した犬が暴走し引っ張られて倒れ引きずられ、チェーンを持っていた左手を骨折、病院で膨れ上がった薬指から恵さんの指にはまっていた結婚指輪も切断されて二つに分かれてしまったのだそうです。

そうしないと指輪のおかげで指が壊死してしまうところだった」そうです。


それでも後年患って入院していた小川国夫が家に帰りたいと言い出し、無理やり許可を取って家に連れかえり「すしが食べたい」という夫にひな祭りの玩具のようなお寿司を作って二人で食べて添い寝して一夜をすごし、翌朝急変した夫を救急車で病院に連れ帰ることになります。そのあとすぐに小川国夫氏は亡くなられています。


恵さんは大胆というか赤裸々というか、夫との交情も書かれる人で、夫の手が乳房をまさぐったとか何か所も書かれています。それだけ深い間柄だったということでしょうか。


あとがきでは本書の原稿を手元において躊躇していた時に、皇居内御所から電話があったそうです。

皇后陛下からのお電話でした。かつて皇后、美智子妃殿下と恵さんは同じ大学のキャンバスで学んだなかなのだそうです。

その後、皇后さまは前著「銀色の月」について感想を述べられたそうですが、あのおやさしいお声でどんな感想を述べられたのか、と少し気になります。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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