ブクレポ
ブクレポってどんなサイト?
login_header
新規登録(無料)
login_header
ようこそゲストさん 
  • ログイン
  • ブクレポとは?
  • ヘルプ
  • ホーム
  • 本をさがす
  • ブクレポをさがす
  • ユーザをさがす
まーちさん 
35 あり!
あり!
このブクレポを評価しよう!あり!とは?
+5あり! +5あり!を取り消す +5あり! +3あり! +3あり!を取り消す +3あり! +1あり! +1あり!を取り消す +1あり!
このブクレポにあり!した人
試練を乗り越えて・・・ » « サイバー戦争、勃発!?
book_report_header

書誌データ

小説・エッセイ
祥伝社
2017年 02月 発売
297P
9784396635145

内容紹介

“第一次世界サイバー戦争”を回避させた功労者のはずの二人―元防衛省サイバー防衛隊の出原しのぶと元警視庁サイバー捜査員のスモモこと東條桃花は、起訴こそ免れたものの、違法性を問われ、職場を去るしかなかった。その二人が転職したのはなんとIT探偵。超一流のハッカーとの自負があったものの、持ち込まれるのは浮気調査や迷い犬捜しなど非ITのものばかり。二人の愛称から「S&S IT探偵事務所」と名付けた事務所名も“エス・アンド・シット”と呼ばれる始末。それでもコツコツ、厄介な案件と格闘するうちに、闇に葬られかけていた二十年前のある重大事件が再び動き出し...。

『IT探偵』、敵に回したら怖いぞ~。

4

「サイバー・コマンドー(http://bookrepo.com/book/show/2763500)」の続編的作品だが、主人公も違うし、作品の雰囲気も全く違う。
この作品は、「サイバー・コマンドー」での行動が原因で、防衛省をくびになった出原(いずはら)しのぶと、同作品の中で、ちょっとしたキーパーソンでもあり、しのぶと同じ理由で、警視庁をくびになった、彼女の親友・東條桃花(通称・スモモ)が主役である。
「サイバー・コマンドー」の終わりで、「セキュリティコンサルタントの会社を立ち上げる」と言っていた二人だが、開業したのは、「IT探偵事務所」だったようだ。
名前は、「S&S IT探偵事務所」。
二つの「S」は、しのぶとスモモの「S」である。
しかしながら、経営は火の車のようで・・・

この作品は、そんな「S&S IT探偵事務所」に持ち込まれた、数少ない依頼を描いた連作短編集なのだが・・・

<お姉さんたちにまかせなさい!> 深夜の青山霊園で、しのぶとスモモは、笹塚透という高校生を発見する。彼は、“狩りの標的”にされていて、追手から逃げ回っていたのだ。ある理由から、彼が逃げ切ることに協力することになった二人だが、それが、予想外の事件につながってしまい・・・
──この事件がきっかけで、透は、二人の事務所でバイトを始めることになる。実は、彼の料理の腕前はプロ級で、しのぶとスモモは、完全に、胃袋を掴まれてしまったのである。

<こんなの朝飯前でしょ!> 引きこもりのハッカーだったスモモの素質を見込んで、彼女を警察に引っ張り込んだ遠野という警察官の紹介で、パシフィック電装の鷲田が、事務所を訪れる。彼の依頼は、彼のスマホと自宅のパソコンに侵入した犯人を調べてほしいというものだった。実は、彼には、警察に届けられない理由があり・・・
──この話の結末は、ちょっといい話である。

<見えない敵にはご用心!> 「サイバー・コマンドー」の中で、しのぶの同僚だった、明神海斗の紹介で、衛星通信産業のトップである、スカイマイスターの深山から依頼を受けることになった。彼の会社のコンピューターが、ランサムウェアに感染し、暗号化されたファイルの“身代金”を要求されていると言うのだが・・・

<きれいなデマにはご用心!> パシフィック電装の鷲田の紹介で、病院の事務長の横安から電話がかかってくる。依頼の内容は、彼の病院のVIP患者の情報が流出しているというもので・・・

正直、ここまでの話は、調査の手法は驚くべきものだったが、事件的には、ありきたりな感じだった。
どうやら、この作品のメインは、これらの話と並行して描かれていた、スモモの両親の失踪事件だったようである。
彼女の父親は、会社の社長だったのだが、20年前に、母親とともに失踪したまま、行方がわからなくなっていたのだ。
ところが、ある人物が、オーストラリアから帰国したことがきっかけで、事件が動きだすことになるのだ。

<勝負はこれからでしょ!> スモモの両親の失踪事件の鍵を握っていると見られた、藪内という男性の死体が発見される。事故として処理されそうになっていたのだが、しのぶたちは、何者かによって殺害されたのではないかと疑い・・・

<黙ってついていらっしゃい!> ある人物に呼び出されたしのぶが襲われたのだが、それを指示したのは、意外な人物で・・・

この作品、「サイバー・コマンドー」の雰囲気とは全く違い、軽いタッチの作品である。
二人の周りを囲む男性たちの人間模様が面白い。
その中で、スモモの知り合いの筏(いかだ)という男から送られてきた、「ドクター・ジャスティス3号」というロボットが、いい味を出していた。
このロボット、後半で、かなり重要な役割を果たすことになるのだ。

途中まではいまひとつという感じだったが、終盤になって、面白くなってきた。
ただ、気になったのは、スモモのキャラクターである。
なんだか、「サイバー・コマンドー」の中でのキャラクターと、かなり違う感じがしたのだ。

スモモの両親の拉致事件の黒幕が、まだ捕まっていないこともあり、続編ありなのかなという印象である。

それにしても、二人の調査方法は恐ろしい。
こんなことまで調べられてしまうのかという感じである。
「IT探偵」、敵には回したくない。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
タグ
メモ
☆4個は、かなりおまけ。
book_report_footer

ブクレポの輪

ブクレポの輪とは?

このブクレポへコメント

 この書籍のブクレポ

ブクレポはまだありません。

この書籍のブクレポを書いてみましょう!