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書誌データ

小説・エッセイ
KADOKAWA
2016年 12月 発売
365P
9784041047507

内容紹介

明治38年に来日し、建築家・実業家として活躍したW.M.ヴォーリズ。彼は日米開戦の前夜、日本に留まり帰化することを選んだ。そこには華族の身分を捨てて結婚してくれた妻や、彼を温かく受け入れた近江の人々への強い想いがあった。終戦を迎え、ヴォーリズは天皇制存続に関わる、ある重要な政治的局面に関わることに―。“ふたつの祖国”を持つ彼ゆえに成し得た、戦後日本のための決断とは。俊英による感動の歴史長編。

近江兄弟社を作った人

4

伝道師で(宣教師とは異なることを初めて知りました)英語の教師としても来日し、その後建築家として、そして実業家としても活躍、成功した人物だそうです。

知りませんでした。

数は少なくなりましたが、ヴォーリズの作った建物がまだあちこちに残されています。

作中では凝った外見よりも、すごしやすい内装に力を入れて作られたとあります。

明治のおわりに来日し、当時近江商人が自分らの資力で誘致した学校の英語教師として赴任したことが、ヴォーリズの生涯を決めました。

自由で前向きな近江商人の地に住まうことでヴォーリズの持つ活力あふれる人柄が認められ、その後さまざまな活動へとつながって行きます。

それは伝道活動しかり、実業の面でも利益を上げることと中身を充実させることの両立を目指し、事実彼はそのとおりに会社を運営し伸ばし続けていきます。


その中のひとつがタイトルのあげたメンソレータムで知られる「近江兄弟社」の創立です。

アメリカからメンソレータムの製造販売権をもらい受け、今に続く会社を残しています。そして兄弟という言葉が宗教的な意味をもつことも知りました。

妻となった日本人女性もアメリカに留学した経験を持つ方でヴォ―リズを助け、自らも学校教育に尽力された方のようです。(「負けんとき」という題名の小説を玉村かおるさんが「ヴォーリズ満喜子の種まく日々」という副題で書かれているようです)


ですが第二次世界大戦が八幡にも暗い影を落とします。外人であることが疑いを呼び、国籍を変え日本に帰化した後もその疑いは晴れず、一時ヴォーリズは社長の座を奪われ軽井沢で隠遁生活を送ることになります。

けして十分とは言えなかった食料や寒さのために、身体を悪くしそれはその後のヴォーリズの健康を生涯むしばむことになります。

そして終戦。そこでもヴォーリズは日本のために尽力します。

昭和天皇を守るために、天皇制の改革、人間宣言につながる助言をヴォーリズはしたようで、その後京都御所でひそかに昭和天皇とお会いになったと作中に記されています。


そのように日本の近代化に尽力を尽くされた西洋人にして逞しい商人だったヴォーリズを知らなかったとは、不明を恥じる気持ちでいっぱいになります。

今後はまだ残っている建物を見て回りたいものです。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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