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書誌データ

新書・文庫
講談社
1979年 発売
564P
9784061330771

スピード感あふれる物語

4

ダルタニャン物語第7巻「ノートル・ダムの居酒屋」


前巻の「将軍と二つの影」を読んでから11か月も経ってしまった。

ちょっと中休みのつもりが、随分と時間が経ってしまったのだが、ようやっと次へ進む気持ちになって読んでみた。


この巻では2つの大きな物語が展開されていくのだが、いずれもこの巻では解決しない。

to be contenuedになってしまっていて、次を読まないといけないが、第三部の「ブラジェロンヌ子爵」はこのあと4巻もあるので、どこで解決がつくのか見当もつかない。


さて、物語のひとつはダルタニャンの活躍。

ついにマザラン枢機卿が亡くなり、ルイ14世は親政をしく。そのためのひとつの人事がコルベールを財務監督官に任命し、財務卿のフーケを牽制すること。そしてフランスを立て直すためのもう一つの人事がダルタニャンを銃士隊長に任命することだった。

ダルタニャンは任命される前に、ルイ14世から密命を受け、フーケの領地であるベル・イール・アン・メール島を偵察し、謀反の様子がないかを調べに行く。

そこまでの冒険譚も面白いが、島へ何とかしてたどり着いてみると、そこで現場監督らしきことをやっていたのは何とポルトス! その設計図に書き込まれたかな釘文字はポルトスのものとはいえ、消された後が微妙に残っている文字は紛れもなくダルタニャンがよく知っているもう一人の人物のもの。

どうやらフーケ側にアラミスがいて、ベル・イール島の要塞化に少なからず関わっているようだ。

この三人が相まみえ、腹をさぐりあい、ちょっとした視線や動作から相手の思惑を想像しあう様子はなんともスリリングだ。かつての大親友同士だけに、お互いの次の行動が読めるので、どちらが先手をうつかでフーケという人物の灯が消えそうになったりならなかったりする。

この度はアラミスがちょっとだけ先に打った手が奏功し、フーケの身分と財産は失われることはなく、しかもその要塞はフランス王に献上するという。損して得取れ、というアラミスの進言を受けての行動だった。

そしてダルタニャンは銃士隊長の辞令を受けるが、この話はここまで。


もう一つはこの第三部の主人公ともいえるブラジェロンヌ子爵の物語。またの名をラウル。三銃士の一人、アトスの息子だ。

ダルタニャンも認める騎士に成長し、貴族的ふるまいも板についた26歳。

王弟フィリップ(オルレアン公)がイギリスからアンリエット王女を迎えるにあたり、バッキンガム公の横恋慕、親友キーシュ伯爵のつらい恋心(アンリエットにハートを射抜かれる)を収めたりなだめたり、一方ダルタニャンをよく思っていないワルド子爵とは一触即発となったり、こちらもなかなか波乱万丈の気を含んでなかなか飽きさせることはない。

彼の想い人であるラ・ヴァリエール嬢(ルイズ)がアンリエット王女の侍女になってしまうので、慌てて父親のラ・フェール伯爵(=アトス)に結婚の許しを求めるが、その件は国王ルイ14世によって保留とされてしまうところでこの巻は終わる。


フランスの作家の手になるものであるので、イギリス贔屓の方からすれば「そりゃないよ」というような場面や描き方もあるのもなかなか趣がある。

久しぶりの大デュマ作品は、長尺を飽きさせることなく読ませるもので、(変な言い方だが)単純に面白い。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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