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とても豊かな世界を見せてくれる作品集でした。 » « 冬眠中に起きてしまったムーミントロール
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書誌データ

小説・エッセイ
光文社
2012年 01月 発売
374P
9784334976767

目次

はじめに 世界文学のりりしいヒロイン(ヒーロー)たちのために/1 越境文学の冒険―言語のはざまを生きる(リービ英雄/沼野充義)/2 国境も時代も飛び越えて―ネットは文学を変えるか(平野啓一郎/沼野充義)/3 「Jブンガク」への招待―世界文学の中で日本文学を読む(ロバート・キャンベル/沼野充義)/4 詩を読む、詩を聴く―詩は言葉の音楽だ(飯野友幸/沼野充義)/5 現代日本に甦るドストエフスキー―神なき時代の文学者たちへ(亀山郁夫/沼野充義)/おわりに 「三・一一後」の世界文学を読むために

文学講義第一回目です

4

時期的には東日本大震災の前に開かれた文学講演をまとめたものですが、出版前に震災が起こり沼野さんとしてはかなり複雑な想いを持たれたようです。

つまりあんなに大きな社会を揺るがす出来事が起こった後で、文学は何をしたらいいのか、という思いです。

けれどこうやって「世界は文学でできている」(対話で学ぶ<世界文学>連続講義)は無事出版され今では五冊目が出ています。

それだけ意義のある講義、出版だということだと思います。


沼野さんも含め、今回はリービ英雄、平野啓一郎、ロバート・キャンベル、飯野友幸、亀山郁夫という作家であったり翻訳家であったりと多彩なメンバーがそれぞれ考える文学について、紳士にか当たりあう趣旨で、そのかなでもとくに4、詩を読む、詩を聞くが新鮮に思えました。


まず詩の定義から始まり、「古今和歌集」の仮名序の言葉が引かれていて紀貫之が書いた「和歌は、人の心を種として、万の言の葉とぞなりける。世の中にある人、事・業しげきものなれば、心に思う事を、見るもの聞くものにつけて、言ひいだせるなり。花に鳴く鶯、水に住むかわづの声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあわれと思はせ、男女のなかをもやはらげ、猛き武士(もののふ)のこころをもなぐさむるは、歌なり」

昔々に読んだ記憶ありますが、今ほどには心に響かなかったなと、恥じています。

ちなみに飯野氏はアメリカの詩の翻訳研究をされている方でホイットマンの「草の葉」を翻訳されています。


そして最終章の亀山氏はカラマーゾフの兄弟を訳された方であらためて「カラマーゾフの兄弟」に込められたドストエフスキーの試みや世界観に惹かれます。

手元には古い翻訳の文庫本があるのですが、さて新訳とどちらを読んだほうがいいのか、ますます読みたい本がふえてきて困ったことです。


そして最初にも書きましたが震災後、迷う心を真摯に素直につづられた沼野氏の「おわりに」という文章に心揺さぶられます。

そうだ「世界は文学でできている」のだ、少なくとも私にとっては、との感を強くしてあと三冊ある連続講義に臨みたいと思います。


ただ本来は中高校生向けに企画された物らしくて、それぞれの演者が紹介されお勧めの書を三冊ずつ選んで載っているのですが、やや古典に振られ過ぎた感があって疑問には思いました。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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