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萩原さんの家族愛がつまった短編集 » « 篠田節子さんのエッセイ集
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書誌データ

小説・エッセイ
集英社
2016年 10月 発売
330P
9784087716702

内容紹介

警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った事件に酷似していたのだ。神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に―。元警察官が真実を追う、慟哭のミステリー。

刑事魂に優しい癒しの雨

5

定年退職したもと刑事・神場智則が
妻・香代子と四国巡礼の旅をしながら
過去の自分や事件を振り返るという物語。

神場が現役の刑事だった頃、ある幼女殺害事件が発生した。
神場も担当となり、事件は無事に解決されたが、
現場の捜査員しかわからない痛みと悔恨を残していた。
定年を迎えてもなお神場を苦しめるその悔恨は
お遍路の旅に出ても、神場を苦しめている。
そんなとき、あの事件とそっくりな事件が勃発。
退職した身であるが、神場はいてもたってもいられなくなり、
信頼できる部下である緒方から情報を得て
事件解決に手を貸すことにした。

四国巡礼の旅で触れ合う人々の心の痛みや悩みも織り交ぜ
刑事としての苦悩を浮き彫りにしている作品だった。
ネタばれになるので詳しくは書けないが、
社会の悪と戦う刑事はいつも危険と隣合わせである。
せめて自分の家族にだけは
安泰な生活をして欲しいと願う主人公神場だが、
神場の妻香代子は
「私は根っからの刑事の妻、なのよ」と
いつまでもついていく決意を曲げない。
職務を全うする刑事がいるなら
それを支える家族も、
その仕事を理解する後輩たちもいるのだ。
いつも起こりうる捜査ミスや犯罪者・被害者への心遣いまでも
すべて背負う覚悟の後輩・緒方の言葉も胸に響く。

作品のラストの雨は
人の心までもとても優しく慈しむ雨だった。
「雨降って地固まる」という言葉もあるが、
優しい雨でも、確実にこの小説をまとめてくれている。
人が人を裁く社会において
やはりこんな気持ちを忘れてはならないと思った。

この作品、ぜひ映画で観たいものだ。




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