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もうひとりのパキスタンの少女 » « 「自分には関係ない」では済まなくなる
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書誌データ

教育・資格検定
岩波書店
2013年 03月 発売
185,21P
9784000258838

内容紹介

開戦から10年、首相官邸で自衛隊イラク派遣の実務責任者を務めた著者が、アメリカの武力行使を支持した政府判断、自衛隊派遣のプロセスを正面から検証する。深い自省を込めて忌憚なき批判を行い、現在に至るまで安全保障政策の拠り所とされている「日米同盟」を、根幹から問う。

目次

序章 現代における戦争とは何か/第1章 アメリカはなぜ戦争を選択したのか/第2章 戦争の正当化と「国益」の定義―防衛研究所での模索/第3章 日本はなぜ戦争を支持したのか―小泉総理の決断/第4章 同盟の選択と揺らぐ大義/第5章 「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」―自衛隊、サマーワへ/第6章 イラク戦争の余波の中で/終章 新たな戦略思想を求めて

「アメリカは間違わない」という間違い

3

「ちょっと~、イラクが大量破壊兵器を隠してるんですけど~。これ
は懲らしめなきゃいけないと思うの~」

アメリカがこんなことを言って2003年におっぱじめたイラク戦争である。
アメリカの尻馬に乗って、その尻を叩いたのはイギリス。しかし、イギ
リスはイラク戦争から14年の年月が経ってからだったが、この戦争の
検証をした。

日本の時の首相・小泉純一郎はいち早くアメリカ支持を打ち出した。
「アメリカ様がそうおっしゃるのなら、その通りでございます」。太鼓持ち
か、我が国は。

結局、イラクが大量破壊兵器を保有しているなんてのはガセだった。
でも、イラク特別措置法まで作って自衛隊を派遣したのに日本はこの
戦争の検証も総括もしていない。当事者であるアメリカは検証してる
はずなんだが。

していないどころか、2014年の国会答弁で安倍晋三は「累次にわたる
国連決議に違反したのはイラクであり、大量破壊兵器がないと証明で
きるチャンスがあるにも関わらず、それを証明できなかったのはイラク
であったということは申し上げておきたい」と言っていた。

政府が検証しないから、イラク戦争当時に首相官邸で自衛隊派遣の
実務責任者であった元防衛官僚だった著者が検証している。

内幕話ではない。日本がどのようにしてアメリカを支持し、戦後イラク
の復興支援の為に自衛隊を派遣するまでのプロセスをつまびらかに
している。

「アメリカ様は間違ったことをしない」。それが間違いなんだよね。
アメリカの武力行使に反対したフランスとはかなり違う。あの時の
フランスは、間違いは間違いだと正論を展開してイラク戦争に反対
したもの。

でも、日本は出来なかった。国際協調よりも日米同盟を優先したから
だ。そして、もうひとつ大きな問題だったと思うのは日本が独自の情報
ソースを持っていないことだと思う。

アメリカからの情報を鵜呑みにして、アメリカのやることにはもろ手を
上げて賛成するのだもの。

イラク戦争から10年以上が経過して、独自の情報ソースを持たないと
いう日本の弱点は解消されたかと言えばそうではない。

2015年にISに拘束されていた邦人2人の身代金を要求する映像が公開
された時、日本政府が現地対策本部を置いたのは人質交渉に実績の
あったトルコではなく、ヨルダンだった。

これはヨルダン情報部とアメリカのCIAが密接なつながりがあるからに
他ならない。

本書では著者がアメリカ追随ではい方法があったのではないかと自省
を込めて当時の状況を振り返っている。これは元官僚ひとりが負うべき
ことではないと思う。

日本の安全保障や外交を担う政治家をはじめとした人たちこそが、きちん
と検証すべき事柄なのだと思う。でも、きっとしないよね。アメリカ様は正義
なのだから。

でも、そのアメリカは裁かれないだけで間違ったことをいっぱいしている
のだけれどね。

間違ったことを認めたくないんだろうな。でも、間違いを間違いと認めない
と成長は望めないんだけどな。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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