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再生への光 » « 南アルプス山岳救助隊 K-9
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書誌データ

新書・文庫
新潮社
2013年 10月 発売
482P
9784101133225

内容紹介

戦国末期、瀬戸内海の村上水軍を率いて独立自存の勢力を誇っていた海賊の総大将・村上武吉。毛利一族などとの争いの末に獲得した徴税権と領土が、天下統一を狙う豊臣秀吉に奪われそうになった時、武吉はいかにして、それと戦ったのか。いかなる権力にも臣従することなく、己れの集団を守りぬいた武吉の生涯を通じ、時代の転換期における指導者のあり方を示唆した歴史小説。

海で生きる男

4

『村上海賊の娘』で村上水軍の存在は、知っておりましたが、城山さんがこう言う御本を書かれていた事には、驚きでした。


秀吉と武吉と言うタイトルですので、この二人の関り合いを期待していたのですが、それは余りなくって、武吉の時の最高権力者である秀吉に対しても、凛として生きてゆく姿に男気を感じます。


ずーっと海で育っている男達にとって、海は我家よりも一段上だった感じです。瀬戸内の海は大小様々な島があり、地形を知り尽くしている彼らの力は侮れません。


時代の大きな流れの中で、自分達の戒律を守りぬこうとする姿勢にも厳しさを感じつつ、同時に、清々しさも感じます。


この作品は、『村上海賊の娘』の後の時代を引き継ぐものですがから、その収入源も違ってきます。


能島・因島・来島を拠点に活躍し、その三島の結束も固かったはずが時代の流れと共に変化してゆきます。


他船からの略奪は、戒律で厳しく取り締まられて、帆別銭と言う通行料が主な収入源になってゆきますが、時代の流れはその瀬戸内の海で当たり前だった事が通らなくなって行きます。


戦いが始まれば、物資の輸送・敵船の進行妨害等で毛利家と深いきずなが生まれてゆきます。


武吉が考えているよりも時代の流れは激しく、信長・秀吉と世情は変化してゆきます。


秀吉の時代になると楽市楽座、関所の廃止、そして海賊禁止令が息の根を止めにかかって来ます。


当時は、村上水軍の方が秀吉の持つ水軍よりも圧倒的に上でありながら、権力者であった秀吉は、あの手この手で襲いかかってきます。


それでも、武吉は、怯まず我水軍を守り抜こうと懸命に頑張るのですが、三島の中から秀吉と通じるものも出て来て、それはどの時代でもある事なのでしょうが、苦戦続きです。


しかしながら、武吉は怯まず自分の意志を貫きます。


毛利一族から獲得した徴収権で、毛利一族とは深い繋がりがあり、毛利家にも助けられます。


海に出られない悶々とした日々を過ごす武吉でありますが、起死回生を胸に秘めつつ自分の集団を守りぬきます。


秀吉の没後、毛利家に従軍して海を取り戻すべく挑んだ大戦・伊予松前攻めは、思ってもみなかった敗退で、毛利家が関ケ原で敗れたため、武吉は、育て上げた水軍を解体する支持を出す決断に迫られます。


信長、秀吉、毛利家の当主・隆景、武吉とトップに立つ者達のそれぞれの生き様・あり方を考えさせられる一冊でした。






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【 読了日: 】
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