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書誌データ

小説・エッセイ
国書刊行会
2016年 09月 発売
326P
9784336060747

内容紹介

“ポーランドのラヴクラフト”による類なき怪奇幻想小説。日常に侵された脳髄を掻きくすぐる、名状しがたい幻視と惑乱―冥境から降り来たる歪形の奇想14篇。実体化する思念の蠢き。ありふれた想像を凌駕する、超越的感覚と神経症的筆致で描く14の短篇、待望の邦訳。

ポーランドのラヴクラフトと呼ぶにふさわしい

4

「動きの悪魔」に続くポーランドのラヴクラフトと呼ばれるグラビンスキの日本語訳第二弾の短篇集です。

この本は、グラビンスキの「薔薇の丘にて」と「狂気の巡礼」という二つの短篇集からピックアップして1冊の本にしています。

ラヴクラフトとの共通点は色々ありますが、普通の人から狂っていると思われているような人が、実は誰も知らない世界の秘密に気付いているような設定が一番似ているところかと思います。
物語の進め方や「ほのめかし」を効果的に使うなど、本当にお互いに知らない二人の作家の作風が妙に似通っているのは、これ自体がちょっと怪奇小説っぽい感じがします。最も翻訳者がわざとそのような雰囲気に翻訳した可能性もなきにしもあらずですが。

気に入った作品をいくつか紹介しますと

「狂気の農園」
主人公の友人が「ある種の場所の性格・本質・魂が、それらに関連する事故や事件の実現を待ち受けている」ということを主張している。主人公はそのようなことを全く信じていないが、ある農園に子供二人と訪れた。そこでの不吉な予兆の末に友人の主張が正しいことを主人公自身が証明してしまう。

「影」
窓に白い幕がかけられた山小屋に3人の男のシルエットが映る。そこで殺人が起こる情景が影となって進んでいく。しかし銃声の含め、音はしない。この秘密を知りたいために主人公は山小屋の主人に近づく。

「チェラヴァの問題」
解説にもあるが、「ジキル博士とハイド氏」を彷彿させる雰囲気。しかし、二重人格かと最初は思われるが実は全く違う展開に。雰囲気も含めて最も気に入った作品。

「煙の集落」
なぜかアメリカを舞台にインディアンの集落での怪奇を描いた作品。インディアンの呪い系の話はよくある話でそういう意味では、この本の中では最もオーソドックスな怪異譚と言える。

表紙の榮真菜さんの「捧ぐ様に繋ぐ」という絵も凄く魅力的でお気に入りの一冊となりました。ただ、なかなか沢山の人が読むようなことはないだろうなあとは思います。


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