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書誌データ

絵本・児童書
講談社
2017年 07月 発売
301P
9784062206051

内容紹介

パティシエになりたいという将来の夢を胸に、高校生活最後の年を迎えた桃子。でもその希望の前に、家庭の事情が大きく立ちはだかる。夢をあきらめられる?それとも?短歌甲子園をめざす高校生たちの青春小説!

高校短歌部三作目です。

3

高校の短歌部を舞台に繰り広げられる、恋や進路について、友情について盛り込んだ村上しいこさんの最新作です。

おなじ三重県の在住で時々テレビに出られているのも見るので、つい気になって読んでしまいます。


それぞれに短歌部の部長になった生徒の視点で描かれていて、今回はパティシエが目標で専門学校に進もうと思っている桃子が主人公です。


まずお調子者の二年男子、友朗がやらかしてくれます。

慰問で老人ホームを訪れ、入居者と短歌の歌詠みをしていて、そこから出てきた老人、重朗さんの歌が友朗の手で投稿されテレビ「NHK「短歌」の取り上げられるという快挙となったのですが、なぜか重朗さんは気を悪くして部屋から出てきません。

よく聞くと友朗がよかれと勝手に歌を改作したのだとわかります。

重朗さんと会うと、雑誌を投げつけられ、ある場所九州の日向市の海へ行って歌を詠んできてくれ、と依頼されます。

短歌部では今年も盛岡で開催される「啄木短歌甲子園」に参加する予定だったのですが、桃子は日向市で「牧水短歌甲子園」があるのを思い出し、それに参加して重朗さんの願いもかなえてあげようと考えます。

が、開催まで期間がすくなく、部員の理解も得られるか心配です。


そして身近なところからも問題が。

父が務めている会社が吸収合併され、正社員ではなくなってしまうのだと聞かされます。

その分、収入も減りこのままではパティシエの専門学校に行かせてやれないかも、といわれます。お店に勤めて修業するのではいけないのか、と問われショックを受ける桃子。

そんな気持ちを身近な部員たちに打ち明けられずに接して、言い合いになってしまうことも。


牧水短歌甲子園は事前に歌を提出して書類審査を受け、それに合格した学校が出場することに決まっていて、お題もすでに出されています。

前回の二作(「うたうとは小さないのちひろいあげ」「空はいまぼくらふたりを中心に」)でも感じたのですが作中に出てくる高校生たちの造る歌がもうひとつ、心に響かないというか、それについてのディベートなるものも悪く言えば貶しあい、足の引っ張りっこのように思えてきて今一つ興味がわかないのです。


家人がよく見ている「プレバト」を時々のぞき見しますが、やっぱりタレントさんの造る歌が面白く感じずについ批判的なことを口にしてしまい、家人の追い立てられたこともありました。

短歌や俳句が苦手なのか、あるいは万葉集に出てくるようなある意味時代に磨かれて生き残った秀作と比べるからなのか、今回のしいこさんの作品に出てくる歌ももう一つに感じます。


パティシエの専門学校の件は、最後に良さそうなお菓子屋さんに就職して修業するという現実的な妥協策で終わるのですが、悪く言えばグズグズ思い悩んでいる桃子もあれですし、パティシエではなくそれが「医師」だったり「弁護士」だったらどうするのだろう、などと意地悪に考えてしまって、そのあたりにも物語の作りの安易さを感じました。


あとがきに実際の「牧水短歌甲子園」で作られた歌が紹介されていて、こちらを読んでも感心できないこたろうは結局「短歌音痴」のようです。


それにしても流行でしょうか、あちこちで甲子園が開かれてにぎやかなことだと、やや皮肉に感じました。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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