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書誌データ

小説・エッセイ
光文社
2017年 07月 発売
243P
9784334911737

内容紹介

人々の大きな夢と希望を集め、郊外に開発された巨大な人工の町―若葉ニュータウン。高度経済成長、バブル景気、震災、そしてすぐそこの未来まで...。1971年から2021年までの10年ごとをニュータウンの住人たちの視点で紡ぐ、全六編の連作短編集!

ニュータウンの50年

4

この作品は、多摩ニュータウンを連想させる、郊外に開発された巨大なニュータウンを舞台に、10年ずつ、50年の変遷が描かれた、連作短編集である。
物語は、1971年から始まり、ちょっと未来の2021年までが描かれていく。

『わが丘 1971』 「若葉ニュータウン」が建設された、若葉町の役場に就職した小島健児。彼は、団地の集会で見かけた、袴田春子という女性が気になり始める。彼女の幼い娘・理恵子とも親しくなるとともに、春子が参加している「未来を拓く会」の活動にのめり込んでいき・・・

『学び舎 1981』  若葉ニュータウンの第一次入居と同時に開校した小学校に通う、5年生の小川文子。ところが、団地の建設が進むにつれて、子どもの数がどんどん増え、新設される小学校と、ふたつに分かれることになる。親友と分かれてしまうことになった文子はショックを受けていたのだが、そんな時、小山田正江という少女が転校してくる。文子は、自分の知らない世界を知っている彼女に惹かれ始めるのだが・・・

『プールバー 1991』  健児の叔父である、小島善行は、それまで開いていた八百屋を閉め、プールバーを開業した。しかし、店はほとんど、妻の陽子にまかせ、善行は、財テクに励んでいた。そんな時、大ヒットしたドラマ「銀妻」の続編のロケが、彼の店で行われることになる。そのドラマに出演していた劇団員の朝見翼という青年に、陽子は溺れていき・・・

『工房 2001』  市役所(町から市になった)で、起業応援の仕事をしている健児の紹介で、使われなくなっていた善行の店を、海蔵寺(かいぞうじ)梓という女性に貸すことになる。彼女はそこを、染め織りの工房にしたのである。店の2階の住居で、引きこもり生活をしていた、善行の息子・浩一だったが、ある出来事がきっかけで、梓の仕事を手伝うことになり・・・

『五年一組 2011』  相羽秀樹たちは、30年ぶりで、小学5年生の時の同窓会を開いた。なぜ、5年生の時のかというと、1981年の話で描かれたように、学校が二つに分かれたからである。秀樹は、仲の良かった正人と純の3人で、廃校となった小学校に忍び込み、飲み明かす計画を立てたのだが・・・

『新しい町 2021』  袴田春子の娘・理恵子は、父親が急死し、ニュータウンで一人暮らしとなった母親に、理恵子の自宅に引っ越してくるように言っていた。理恵子の娘・結希とともに、引越のための片付けも始めたのだが、春子には、引っ越したくない理由があることがわかり・・・

この作品、小島健児が、さまざまな形で、全ての話に登場しているというのが面白い。
ある時は、小学校の事務職員として、またある時は、地域センターの管理人として、そして、最後の話では、市役所を定年退職し、シルバー人材センターのスタッフとして登場している。

高度成長期、バブル景気、震災など、激動の時代とともに、歴史を刻んできたニュータウン。
ニュータウンの話というと、高齢化が進み、どんどん住民が減少していくというような、暗い話が多いが、この作品は、工夫次第で、明るい未来にもなりうるという、希望が見えるような終わり方になっているのがよかった。


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