ブクレポ
ブクレポってどんなサイト?
login_header
新規登録(無料)
login_header
ようこそゲストさん 
  • ログイン
  • ブクレポとは?
  • ヘルプ
  • ホーム
  • 本をさがす
  • ブクレポをさがす
  • ユーザをさがす
こたろうさん 
45 あり!
あり!
このブクレポを評価しよう!あり!とは?
+5あり! +5あり!を取り消す +5あり! +3あり! +3あり!を取り消す +3あり! +1あり! +1あり!を取り消す +1あり!
このブクレポにあり!した人
乗ってみたいです » « 読み通しました。
book_report_header

書誌データ

小説・エッセイ
光文社
2009年 07月 発売
373P
9784334926717

内容紹介

この主人公の流され方に、自分は違うと言い切れますか。人間・人生の不可思議をとことん突きつめる、著者の新たな代表作の誕生。

著者紹介

佐藤 正午:1955年、佐世保市生まれ、在住。’83年、『永遠の1 2』で第七回すばる文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

私は違うと言い切れます。

3

内容紹介のなかの問いに答えた形のタイトルになってしまいました。

だって、違うのですから。

たしかに犯罪小説、主人公が犯罪を犯したり、巻き込まれたりする小説では無辜の罪に落とされていく、あるいはやむなく自ら手を染める犯人に内容紹介にあるように感情移入できることが大きな成功の要素だと思います。

そんな不幸な偶然や運命に巻き込まれていく主人公に肩入れして、息をつめて読む、そこ大事です。それがないと面白さが半減すると思われます。


ということで半減していました、面白さが。

主人公のミチルは東京の出版社から定期的に訪れる販促部の社員、豊増と関係をもち彼が東京に帰る日に、歯医者に行きたいと早めのお昼休みをとります。

そしてなんとそのまま、豊増について東京へ行ってしまいます。もちろん連絡なしに。ただし頼まれた宝くじを買うのは忘れずに。五千円が二人、三千円が一人、職場の女性たちから頼まれた宝くじは一枚三百円、五千円の人は16枚で二百円のおつり。三千円の人は十枚ちょうどということになります。

ですが預かった合計一万三千円を出すと宝くじ四十三枚に変わりました。予定より一枚だけ多い数です。この一枚がある意味、ミチルの運命を変えてしまいます。


東京へ着いてもな荷をするわけでもなく、自分から連絡を入れあやまるでもなく、帰るように言われてもそのまま居ついてしまう、不思議な放心癖のある女性ミチルはやがてお金に困り、いつまでも妻子持ちの豊増に頼るわけにもいかず、同郷の幼馴染の年下の男の大学生、竹井のもとに同居します。彼には高倉さんというやはり同郷の恋人がいるのですが、そんな関係にも気づかず無神経に同居をつづけるミチルでした。


が、当然宝くじの結果をみて驚くことになります。必ずなります。そうならないと物語が進まないからです。

一枚だけ余分に買ったそれが当たったのかどうか、全部バラで飼った一枚が二億円に変わりました。当選金を受け取る過程などがつづられ、お金さえあれば何とでもなると部屋を借り新しい生活を送り始めたところに田舎から付き合っていた男性、上林久太郎が訪れます。

当然ながら一緒に帰ろうと強いる久太郎でしたが、何を考えたのか後ろから竹井の恋人高倉が新品のフライパンで殴り殺してしまいます。

あとからやってきた竹井がそれを見つけ、放心状態の二人に死体を始末しよう、と言い出します。ばれないいい方法があるのだと。彼はそんな状況の対処方法を考えてみたことがあるのでした。そして上林の遺体は運ばれていき、不安のなか新しい生活が始まります。

ミチルは邪魔になった豊増を袖にしようとすると使い込みで(年下のミチルだけでなく、他にも付き合っていた女性がいたらしく当然の結果ですが)追い詰められた豊増は嫌がります。

お金で関係を清算しようとするのですが、お金ごと豊増は姿を消してしまい、その後次々と新たな事態に巻き込まれてミチルは逃亡生活をすることになります。


この物語はミステリーでもサスペンスでもなくて、わりと地味な告白体とでもいう形式で書かれていて、ミチルとその後結婚した旦那がミチルの身の上話を聞いて綴っている、という格好になっています。

緊迫感はほぼ無し。ただ淡々とした犯罪行為に居心地の悪い怖さを感じる仕立てになってはいます。

そして身の上話が終わりまで来た時に、今度は語り手の夫の側の驚きの事情が明らかになって、という仕掛けになっていました。


最初に書いたのですが、感情移入しずらい主人公をはじめとした登場人物で、ストーリーで読ませるのですが、引き込まれるということはありませんでした。

日本テレビで「書店員ミチルの身の上話」としてドラマ化され放映されたそうです。

淡々とした語りも映像化されると迫力が増して見えるかもしれません。

+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
book_report_footer

ブクレポの輪

ブクレポの輪とは?

このブクレポへコメント

 こたろうさんのブクレポ

読み通しました。
5
2
あり!:43     コメント:0
期待していた新作長編ではないのですが
つぼみ
4
あり!:43     コメント:0
ハセ、サク、チカの夏休み
ぼくらはその日まで
4
あり!:35     コメント:0

 この書籍のブクレポ

ブクレポはまだありません。

この書籍のブクレポを書いてみましょう!

  佐藤正午の書籍のブクレポ

瑠璃も玻璃も
月の満ち欠け
4
あり!:40     コメント:1
瑠璃も玻璃も照らせば光る
月の満ち欠け
4
あり!:40     コメント:0
これは芸ですね。
小説家の四季
4
あり!:30     コメント:0