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ユリウス・カエサルに深く詫びる

3

印刷技術もなかった遥か昔、エジプトのプトレマイオス朝は
アレクサンドリアに膨大な書物を集めた図書館を所有していた。

思想書、哲学書、学術書、法律書などを広く集めた古代の
「知の宝庫」アレクサンドリア図書館の蔵書数は70万巻とも
言われている。

歴史の混乱の中で姿を消した図書館の謎に迫ったのが本書だ。

このアレクサンドリア図書館の消滅って、私はユリウス・カエサル
のアレクサンドリア戦役の際の火災で焼失したと思ってた。でも、
本書ではカエサルの戦役で焼けたのは港に停泊していた船が
積んでいた書物だと言うんだよね。

御免なさい、カエサル。冤罪だったのね。

「図書館」って言うから現在のような独立した施設なのだろうと
漠然と思っていたのだが、おれも違った。王宮の一部に書物を
納めた一角があったらしい。

本書では古典文献をひも解いてカエサル放火説や、図書館独立
施設説を否定している。ただ、それだってすべてが正しいとの
裏付けがないから本書も「ひとつの説」として捉えた方がいいの
かもしれない。

面白かったのはペルガモン図書館との仁義なき戦い。プトレマイオス
朝同様に「本狩り」を始めて蔵書を増やそうとしたペルガモンに対し
て、エジプトは「パピルスの輸出禁止じゃ。どうだ、これで写本でき
ないだろう。ワッハハ」だったのだが、「じゃあ、皮革を加工して写本
すりゃいんじゃね?」と羊皮紙が登場する。

書物が富と権力の象徴だったのかもしれないね。現在のように
簡単に印刷できて、いくらでも複製が作れる時代ではなかったの
だから。

カエサルが火を放ったにしろ、その後の7世紀のサラセン軍によって
焼却されたにしろ、「知の宝庫」が失われたのは残念でたまらない。

歴史に「もし」は禁句だが、アレクサンドリア図書館があのまま発展
していったのなら人類の進歩はもっと早かったかもしれないのだもの。
+5あり! +3あり! +1あり!
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