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書誌データ

小説・エッセイ
小学館
2007年 12月 発売
333P
9784093861960

内容紹介

時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。

著者紹介

和田 竜:69年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。03年に、本作と同内容の「忍ぶの城」で、脚本界の大きな新人賞である「第29回城戸賞」を受賞。小説は、『のぼうの城』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

時代の小波を切り取り、永遠のヒーローに仕立てる痛快な歴史小説。

4

10代の頃は、司馬遼太郎をはじめ歴史小説は沢山読みましたが、社会人になってからは数十年でほんの数えるほどしか読んでいません。

なぜだろうかと自問してみると、歴史小説はキャラクターや事件の解釈など独自の視点があるものの、ベースは史実であり、その結果は変えられません。

諸葛亮孔明は五丈原で没し、織田信長は本能寺で焼かれ、大石内蔵助は切腹し、近藤勇は流山で捕縛され斬首となり、坂本龍馬は宿で中岡と共に斬られます。この事実は変えられないし、またどうしても歴史小説の題材となるのは、このような大きな事件が多いと思われます。

いくら歴史上のヒーローに感情移入しても、そこには人間としての限界や運命が待ち受けているわけであり、それがちょっと虚しく感じられて歴史小説から遠ざかっていたのかもしれません。

しかし、上記のような大事件が歴史上の大きな波であるとすれば、中波や小波もあるはずです。波は無数の色々な大きさの波の合成であり、知らない史実も山のようにあるはずです。

時は天正18年、天下統一を目前とした豊臣秀吉が北条氏を滅ぼすべく小田原城に迫る小田原城攻めの前の忍城での戦いの話です。

「でくのぼう」を意味する「のぼう様」と言われていた成田長親は、百姓からも愛される人望が取り柄。豊臣勢から城を明け渡すように迫られる中、それを拒否したことから石田三成に水攻めをされることになります。

絶体絶命の中、のぼう様は奇策が奏功し忍城は小田原城が落城するまで持ちこたえます。つまり「のぼう様」は負けなかったわけです。

豊臣秀吉の天下統一という大きな波の中に、北条征伐という中波、そしてその中の「忍城の戦い」という小波にスポットを当て、しかもその戦いの前後だけの物語とすることで、「のぼう様」は永遠のヒーローとなれるわけです。

もちろん、単に石田三成の戦術がお粗末であったというのが現実であったとしても、そこはロマンとして楽しんでもいいじゃないですか。

和田竜さんの小説は他に、「忍びの城」と「村上海賊の娘」を読みましたが、いずれも「のぼうの城」と同じ構図だと言えます。「村上海賊の娘」はスケールといい、キャラの魅力といい、映画化が待たれるわけですが、多分同意していただける人も多いと思われるのが主人公の「景(きょう)」は杏でしょうということです。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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このブクレポへコメント

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予想と大違いでしたが、面白かった!
りえこさん
4
あり!:20     コメント:0
痛快。そして生き生きとした登場人物たち。
マーブルさん
4
あり!:45     コメント:0
爽快感MAXのカジュアル時代小説!
harunobuさん
5
あり!:11     コメント:0
うちの近くの話なので、親近感が…
まーちさん
4
あり!:10     コメント:0
わくわくします!
ななりんごさん
4
あり!:0     コメント:0

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