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書誌データ

新書・文庫
文藝春秋
2017年 09月 発売
250P
9784166611409

内容紹介

イスラム国の蛮行、ヨーロッパの不協和音、押し寄せる難民、トランプ登場...大変動期の今こそ歴史に学ぶべきではないか。古代ギリシア、ローマ帝国、中世ルネサンスと、半世紀にわたって文明の繁栄と衰退を見つめ続けた著者が導きだしたものは。

目次

1(国産で来た半世紀/イタリアの悲劇/帰国してみて ほか)/2(一神教と多神教/ローマに向けて進軍中/テロという戦争への対策 ほか)/3(「保育園落ちた日本死ね」を知って/EU政治指導者たちの能力を問う/ローマ帝国も絶望した「難問」 ほか)

塩野流 政治と経済

4

久々の新刊は、塩野氏のクールなプロフィールがグラビアとなったカバー大の帯をつけて登場した。
一国の存亡を見つめる大作をいくつも世に送り出しつつ、男女の機微にもするりと入り込む、よくありがちな、仕事一本やりではないところが格好いい人の姿である。

今回は、各国の政治家に対する言及が多い、となると、塩野氏のこと、支持に関しても明快だ。
2013年11月~2017年9月の「文藝春秋」に掲載されていたものなので、一つの政権が立ち、倒れるところまで含まれているものもある。そして、それぞれに塩野氏の意見や提言が何にひるむことなく書かれているのが頼もしい。
政治家に言わせれば、「そんな単純なものではない」のかもしれないが、どちらかというと、「石橋をたたいて渡らない」になりがちな自分自身の行動を顧みるにつけ、とにかく、完璧を期す前にやってみるしかないと思わせられるだけの決然たる背中を見せられた思いだ。

そのなかでも、「政治家は、使い捨て」というのがよい。使って捨てられたのなら、本望である。似たようなのが、「一発屋」で、一発でも世を穿ったのだから、十分大成功と思うのは余談。時が変われば、適材も適所も変わるものであり、その一時の適材として選ばれ働けることを良しとする気概が仕事を生み、政治屋ではなく、政治家となるのだ。

戦後70年というが、今、平和がおびやかされているように感じる。つまり、我が家や職場の上空を厚木からの飛行機が低空飛行する轟音を聞くからで、報道とが相まって心を怯えさせられるのだけれども、では、日本が勝ち取るパクスニッポン(?)とは、どんな形だろうか。
100年にも満たない期間でしか、まだない。しかし、ローマ、ヴェネツィアの繁栄といえば、1000年というのだ。そう、100年後では、孫の代までだが、1000年後は、世界平和のレベルといえよう。しかし、政治は、それを目指してこそ、である。

政治とは、リストラをしないでの回復、経済とは、リストラをしてでもの回復、と塩野氏はいう。
高校で、ギリシャの政治を世界史にて習った時に、ギリシャの民主制と衆愚制、その境は何に発するのか、との思いは未だに解決を見ていない。そもそも、政治経済にさほど興味もなく暮らしている自分は、民主制の一員というより、衆愚制の一員といわれても言い返す言葉はない。
さて、明日はどうなるのだろうか。少なくとも、民主制であるとの自覚は持たねばなるまい。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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