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書誌データ

新書・文庫
集英社
2017年 08月 発売
467P
9784087456271

内容紹介

「めぐりあい」をキーワードに編まれた短編アンソロジー。人と人とが出会うときに生まれる、ときに感動的な、ときに意外な、ときに不思議なドラマを、作品の数だけ味わえます。これまで触れたことのなかった作家や、好きな作家のまだ見ぬ名品との「めぐりあい」が、この本にあるはず。ふだん本をあまり読まない方は日本の文学の底力を感じ、読書好きはきっと納得。自信を持ってお届けする13編。

豪華な作家さんとの“めぐりあい”

4

「短編少女」「短編少年」「短編学校」と、シリーズのアンソロジーを読んできたので、この作品も、その流れのものだと思って借りたのだが、全く違っていた。
まず、表紙のパターンが全く違う。
そして、内容も、前三作は、青春ぽい話を集めてあったが、今作は、どちらかといえば、大人の話が多い。
そして、タイトルの「伝説」だが、テーマは、「めぐりあい」であり、伝説を集めた作品ではない。
私の勝手な推理なのだが、この「伝説」というのは、最近よく使われるようになった「レジェンド」という意味でつけられたのではないだろうか。
というのも、この作品に収録されているのは、「レジェンド」と呼んでもおかしくないような、大御所の作家さんばかりなのである。

13作品も収録されているので、どんな作品なのか、簡単に書き出してみよう。

『Wednesday』(大沢在昌) 『伝説』(三島由紀夫) 『ホエン・ユー・アー・スマイリング』(五木寛之) 『ものすごく見栄っぱり』(山本文緒)
──この4作品は、数ページの、本当に短い作品で、音楽にたとえると、序曲のような感じだろうか。

『この子誰の子』(宮部みゆき) 『ピエロ』(連城三紀彦) 
──宮部さんの作品は、子どもの父親をめぐる、少年と女性の話なのだが、意外な結末に。連城さんの作品は、「髪結いの夫」をめぐる話。解説の、吉田伸子さんの言葉を借りると、「根本的なところですれ違ってしまう男と女を描いたら、ため息が出るほど巧い」、まさしく、その通りの作品だった。

『マッケンローのように』(川上健一)は、今作の中で唯一といっていい、青春もの。

『ふたり』(半村良) 『二人ぼっち』(森瑤子)
──半村さんの作品は、タイプの異なる、バーの美人ママ二人をめぐる話。森さんの作品は、シングルマザーと4歳の男の子をめぐる話。

『七年のち』(志水辰夫) 『永遠のジャック&ベティ』(清水義範)
──志水さんの作品は、友人の死から7年後に集まった仲間たちの話。いい話だった。清水さんの作品は、30数年ぶりに再会した男女の話。会話が、教科書の英文を直訳したようなセリフになっているのが面白い。

『恋人』(佐藤正午)は、性豪男が、一人の女性と関係をもってしまったことから、破滅していく話。直木賞作家の佐藤さん、こんな作品も書いていたのねという感じだった。

『ハープの影は黄昏に』(赤川次郎)は、同じ日が繰り返される女子大生の話。

解説の吉田さんも書かれていたが、この作品、作品の並べ方も絶妙である。
内容的にもだが、「ふたり」と「二人」とか、「志水」と「清水」とか、遊び心もある感じだ。

「自信を持ってお届けする」と書いているだけあって、各作家さんの持ち味を十分楽しめる作品だった。
+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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