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書誌データ

小説・エッセイ
NHK出版
2014年 05月 発売
278P
9784140056516

内容紹介

次代を担う作家12人が、“春樹ワールド”を独自に昇華して創作した短篇競作集。各著者による書き下ろしコラム「村上春樹、そして私」を併載。

おすすめポイント

NHKラジオテキスト『英語で読む村上春樹 世界のなかの日本文学』で連載した新鋭作家12人による創作短篇集。各作家は村上春樹という巨大な存在から何を感じたのか。コラム「村上春樹、そして私」収載。

物心ついたら身近にあった「村上春樹」という存在

4

オマージュとは「尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事を指す用語」だそうです。


村上春樹という良かれ悪しかれ、好むと好まざるとにかかわらず影響を受けているだろうと思われる存在を「新進作家が受けた、あるいは受けなかった村上春樹という作家の影響に光を当てる」という意図があったそうです。


どのような意図があるにせよ、読み手としては面白い作品が読みたいわけで、「村上春樹の作品群を底辺において」つまり意識はしながら「現代を切り取る、あなたの視点」というテーマで書いてみてくださいとお願いされて生み出された「オマージュ」は面白いのかどうか手にしてみました。


収録されているのは


淺川継太 通り抜ける


谷崎由依 鉄塔のある町で

 

中山智幸 どうしてパレード


羽田圭介 みせない


戌井昭人 流れ熊


加藤千恵 老婆と公園で


荻世いをら 半分透明のきみ


松田青子 わたしはお医者様?


藤野可織 ファイナルガール


村田紗耶香 赤ずきんちゃんと新宿のオオカミ


片瀬チヲル ナメクジ・チョコレート


青山七恵 ヨーの話


青山さんや村田さん、そして藤野さんなど芥川賞を獲られた作家さんも多く含まれていて、ほとんどが1970年代の後半から80年代にかけての生まれの新進気鋭の作家さんの短編とそれに先立つ「コラム 村上春樹、そして私」が収録されています。


数多くの短編すべてを語ることはできませんが、読み知っている人もそうでない人もオマージュとはいいながら、それぞれの文体、個性で書かれているなというある意味当たり前のことを感じました。

まがい物の「村上春樹もどき」がならんでいる悪夢をチラリと想像したのですが、その悲劇は避けられたようです。

考えてみれば、何かしらの賞をとってデビューされ著作も出されている作家さんですから、自らの色をそれぞれ備えているのは当たり前で、おそらくはその根底に肯定するか否定するかに限らず、当たり前のように村上春樹とが潜在している、という事実が見えてきただけの事のようです。


その中でも私とあうあわないがやはりあって、羽田さんは苦手で初見でしたが松田さんの「わたしはお医者様?」は仕掛けは読めたものの好印象でした。


他読みにくかったのが荻世いをらさんの「半分透明のきみ」でしょうか。出身が文藝賞とあって半ば納得もしたのですが。


コラムでは村田さんの書かれた「午前二時の朝食」が楽しく読めました。


彼女は習慣として午前二時に起きて執筆されているそうで、そういう体質(?)の方は割合多くいられるようで、村上春樹氏もその一人であることをエッセイ等で書かれていて親しみを覚える、という内容です。午前二時に食するのは「朝食」かどうかはさておき、朝方の作家さんは黎明の時間をもりもりと創作に当てているのだなと、私自身もそのタイプなので好ましく感じて読みました。


他 戌井昭人 流れ熊も村上さんのオマージュ云々はさておき、とぼけた味でおもしろかったです。



+5あり! +3あり! +1あり!
【 読了日: 】
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