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書誌データ

エンターテインメント
講談社
2008年 08月 発売
139P
9784062826204

内容紹介

美は人類を謙虚にさせる唯一のもの、自分を超えるものの存在を認識できる術だ。美の哲学は現代文明を変革するための役割を担っている。

著者紹介

太田 光:1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年田中裕二と“爆笑問題”を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞

田中 裕二:1965年生まれ。日本大学芸術学部中退。1988年太田光と“爆笑問題”を結成。ゴールデン・アロー賞芸能賞、浅草芸能大賞新人賞、2006年には、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞

佐々木 健一:美学者。1943年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科修了。現在日本大学文理学部哲学科教授、東京大学名誉教授。美学会会長、国際美学連盟会長を歴任。専門は、美学・フランス思想史。現代文明との関係で美そのものを捉え直すことを提唱している。1983年、『せりふの構造』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

プロローグ 爆笑問題、母校に帰る/第1章 美学とは芸術の哲学である/第2章 芸術の誕生から終焉まで/第3章 観客VS表現者/第4章 文明への危機感が我々を「美」に回帰させる

美美美って・・ビビビ??

4

「爆笑問題のニッポンの教養」第25巻は「人類の希望は美美美」として、日本大学(爆笑問題の二人の母校)を訪れる。

今回は美学を専門とする佐々木健一教授。

「美学」とは芸術を哲学する学問で、ヨーロッパ発祥。


マルセル・デュシャン作の「泉」という作品をご存知だろうか?

市販の便器を逆さに置いて、「泉」というタイトルをつけたもので、デュシャンは「20世紀の美術において最も重要な作家」とされている。これはいわゆるアヴァンギャルド(前衛)だから、ということで、重要とされるんだろう。

また、その半世紀ほど後に登場したのがアンディ・ウォーホルで、ポップアートの旗手とされる。

こういった方々は、実は大衆にはあまり認められていない。


美術のことはワタシには不明だが、音楽においても20世紀前半からいわゆる「調(ハ長調とか嬰ハ短調など)」による束縛をなくした「無調」音楽が作られ始め、オクターヴ内の12音を均等に使おうという「十二音技法」や、人や動物の声、鉄道や都市などから発せられる騒音、自然界から発せられる音、電子音、楽曲などを録音、加工し、再構成を経て創作される「ミュージック・コンクレート」が登場したり、行き着いた先は「4分33秒」というジョン・ケージという作曲家が1952年に作曲(?)した3楽章からなる作品で、初演時、4分33秒で全楽章の休止の指示を実行したためそう呼ばれている。要するに何も演奏しない「無音」の音楽なのだ(驚くべきことに、CDまであるんだとか…)。


前衛はプロや評論家には理解され、歓迎されたかもしれないが、こちらとしてはねぇ。価値が分かんない。


三人の対談は、先生の芸術史の話からインスパイアされたかのように、太田くんが自分たちの芸の発展を振り返ってみたり、伊勢神宮の20年に一度の「式年遷宮」や大仏のすす払いを付加価値を落として「伝統や愛着は怖いぞ」としているんじゃないかという意見を言ってみたり、ミラン・クンデラという人の『不滅』という作品の中に出てくるヘミングウェイが「今の大学で一番授業として取り上げられているのは俺のことだ。でも、授業の中でやっていることっていったら俺のスキャンダルばっかりだ」とゲーテに相談している、とかいうような話題が飛び出してくる。

先生もそういった話を「面白い、面白い」と聞きだしていて、刺激的な対談になっている。


その所為かどうかは不明ながら、今回は「佐々木先生の美学講座」が全4回にわたって掲載されていて、それはまた別の面白さがある。

たとえばその第1回は「人間にとって「美」とは何か」というもので、人間の精神には限界があるのだと教えてくれる現象が美しさではないかと述べられる。つまり美しさというものは、人間がつくり出すことができるものではなくて、人間が最大限の努力をした結果、恵みとして与えられる効果だということなのだという。まぁ、これだけでは分かりにくいかもしれないけど、全4ページの内容は納得のものだ。

社会の変化に前後して、芸術はオフィシャルなものからプライベートなもの(ロココ芸術)が登場していき、次第に個人主義の勃興とともに個人的芸術という段階へ進展していくことも説明されており、よくわかる。


いろいろと刺激的な本だったが、誤植をワタシでも2つ発見したりして「アレ?」と思ってしまった(どうでもいいことだが)。

また、タイトルの「人類の希望は美美美」もわかるようでよくわからない。内容とマッチしているようで、美美美(ビビビ)が言いたかっただけだろうと思ったりと、別のところが気になった(まぁ、これもどうでもいいことなのだが)。

+5あり! +3あり! +1あり!
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