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書誌データ

小説・エッセイ
新潮社
2006年 10月 発売
365P
9784104753024

内容紹介

俺たちの仕事をクリック一つで奪うなんて、絶対に許さない!民営化された郵政にコンビニでの宅配便扱いを奪われた暁星運輸の営業課長・横沢。新規契約獲得に奔走するさなか、ネット市場を席巻するIT企業「蚤の市」から要求されたのは、あり得ない額の値引きだった。創業時からの取引先を容赦なく切り捨てるは自らの進退を賭けた「戦争」を仕掛ける。勝つのはどっちだ?!明日の日本を予見する経済小説。

著者紹介

楡 周平:昭和32年生まれ。米国系企業に勤務中の平成8年に書いた『Cの福音』(宝島社)が30万部を越えるベストセラーとなり、作家業に専念する。『Cの福音』の主人公である悪のヒーロー・朝倉恭介シリーズは6冊あり、どれもベストセラー入りしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

以前、郵政民営化のせいで縄張り…

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以前、郵政民営化のせいで縄張りを荒らされたクロネコがローソンと決裂した。
ライブドアがTV局に敵対的TOBを仕掛けたことがあった。
本書は、この二つの事件に、「ラストワンマイル」という言葉を絡めてある。

そもそもこれは、通信で使われる言葉である。
通信の中継局どうしはネットワーク接続されている。その中継局からユーザーにまで線を引いて、はじめてユーザーがサービスを利用できる。この、サービスがユーザーに到達する、最後の区間のことをいう。
一件のユーザーに対して、それぞれ線が一本ずつ必要になる。インフラ整備の中で最もコストがかかる部分である。

本書では、この言葉の意味を、運輸方面に広げている。
全国にはりめぐらせた、荷物の集配所のネットワーク、そこから個々の家庭へと配られていく宅配便。
それはすなわちラストワンマイルであり、宅配便業者はそれを握っているのだ。
過当競争にさらされ、値引きを迫られ、切羽詰った彼らはそれに気がつく。
ラストワンマイルを握るという強みから、発想の転換が生まれるのである。

今までのように、ギリギリまで値引いて、荷物が来るのをただ待っているようでは、ダメなのではないか?
配送する荷物がないのなら、配送のニーズを作り出せばいいのではないだろうか・・・?
そう、ショッピングサイトと独占契約するために、足元を見られて値引きを迫られるくらいなら、自前でショッピングサイトを経営すればいいのだ。売買には、かならず「配送」がついてくるのだから。
そのためには、何が障害となる? 今もっているノウハウをどう活用できる? そしてクリアしなければならないことは?


これはどんな業種にもいえることではないだろうか。
スーパーであれ、家電量販店であれ、お客が買ってくれなければどうにもならない。本社でどんな画期的な開発をしようが、営業会議でハッパをかけられようが、売れなければ意味がないのだ。
そして、客とじかに話し、そのニーズを最も知る人は、その店舗で働く現場の人々なのである。
彼らがラストワンマイルを握っているのだ。弱い立場であるようでいて、実はいちばんの強みを持っている。

その「強み」の意味を考えることで、発想の転換がうまれる。
+5あり! +3あり! +1あり!
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